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インバウンド動画とは? 観光客向けプロモーション動画を制作するメリットを事例つきで解説【制作会社監修】
「外国人観光客に日本の魅力を伝えたいけれど、どうやって効果的にアプローチすればいいかわからない。」
「観光プロモーションに動画を使いたいけれど、何から始めればいいのかわからない。」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
観光地の魅力を効果的に伝える手段として注目されているのが「インバウンド動画」です。動画は視覚的に訴えかける力が強く、言葉の壁を越えて情報を届けられるため、外国人観光客をターゲットにしたプロモーションにおすすめのコンテンツです。
本記事では、観光客向けプロモーション動画の制作実績もあるムーバルが、インバウンド動画の基本的な概要や制作のメリット、事例を紹介しながら、効果的な動画制作のポイントを解説します。観光地やサービスの魅力を最大限に引き出し、訪日観光客を惹きつけるヒントをお届けします。
- 1 インバウンド動画とは?
- 2 インバウンド向け動画を作るメリットとは?
- 3 インバウンド向け動画の事例を紹介
- 3.1 「ふくしまぐらし相談センター」紹介動画
- 3.2 「東北6県」の魅力を世界に発信
- 3.3 Find the JOY in KOBE
- 3.4 So, the Story Begins – ようこそ、あなたの物語がはじまる街へ
- 3.5 DENIM NINJA in KURASHIKI
- 3.6 Kusatsu Onsen, JAPAN – Summer – 4K (Ultra HD) / 草津温泉
- 3.7 魚沼市観光PV ~冬~ Uonuma-City winter ver.
- 3.8 インバウンド&日本の地域活性化を支援する「FESTRAVEL®」【日本ユニシス】
- 3.9 IS JAPAN COOL? KYOTO
- 3.10 JR-Central about Shinkansen
- 4 インバウンド向け動画を制作する際のポイント
- 5 まとめ
インバウンド動画とは?
インバウンドとは、「外国から日本に観光に来ること」を指す言葉です。したがって、インバウンド動画とは外国人観光客をターゲットにした観光プロモーション用の映像コンテンツを意味します。
これらの動画は、日本の観光地や文化、伝統、食事などを魅力的に紹介することを目的としています。特に、視覚や音声を活用して情報を伝えられるため、言葉の壁を越えたコミュニケーションが可能です。
このようなインバウンド動画は、外国人観光客に日本の魅力を届けるための強力なツールとなり、次の章で解説するように、さまざまなメリットをもたらします。
インバウンド向け動画を作るメリットとは?
インバウンド向け動画を制作することで、日本の魅力を世界中に発信し、外国人観光客を惹きつけられます。ここでは、具体的なメリットを詳しく解説していきます。
言葉がわからなくても伝わりやすい
動画は視覚的な情報を活用するため、言葉がわからなくても観る人にメッセージを届けることができます。
例えば、美しい風景や文化的な体験を映像で見せることで、言語に依存せずに感情に訴えかけることが可能です。また、動画に外国語のテロップを追加すれば、多言語にも対応できるでしょう。
さらに、YouTubeなどのプラットフォームでは、自動翻訳機能が活用できるため、コストを抑えつつ幅広い言語に対応できます。このように、言葉の壁を越えるツールとして動画は非常に効果的です。
観光を疑似体験してもらえる
静止画や文章だけでは、観光地の魅力を断片的にしか伝えられませんが、動画ならば映像と音声を組み合わせて、よりリアルな体験を提供できます。
例えば、地域の美しい風景をドローン映像で見せたり、ご当地の料理を調理する様子を撮影したりすることで、視聴者にその場にいるような感覚を味わってもらうことが可能です。
このような疑似体験を通じて、地域の魅力がより深く伝わり、訪問意欲を喚起する効果が期待できます。
SNSで拡散されやすい
動画は、YouTubeやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNSで簡単に共有できます。特に、短尺で魅力的な動画はユーザーの興味を引きつけやすく、拡散されやすい特性を持っています。
実際、外国人観光客の多くが旅行の情報をSNSで収集していることが調査でも明らかになっています。たとえば、観光庁のデータによると、出発前に得た旅行情報源で役に立ったものとしては「動画サイト(35.2%)」、「SNS(32.5%)」、「個人のブログ(27.4%)」の順で多いことがわかっています。
このような背景から、SNSを活用した動画プロモーションは、より多くの潜在的な観光客にアプローチできる手段となるでしょう。
インバウンド向け動画の事例を紹介
インバウンド動画の事例を紹介することで、どのようにして観光地やサービスが魅力を伝えているのかを理解できます。ここでは、さまざまな特徴を持つ動画をご紹介します。
「ふくしまぐらし相談センター」紹介動画
この動画は、福島県の移住サポートを目的としたプロモーション映像です。東京都にある相談所の認知度を高め、利用者数を増やすために制作されました。
地方移住検討者の思いをアニメーションで描き、視聴者の共感を得る一方、相談所の様子や相談員のインタビューを通じて具体的なサービス内容が視覚的に伝わる構成になっています。
「東北6県」の魅力を世界に発信
東北6県が協力して制作したこの動画は、海外向けに地域の魅力を発信することを目的としています。
映像のクオリティにこだわり、過度な編集を避けることで、豊かな自然や伝統工芸品が持つ本来の美しさを際立たせています。これにより、視聴者に実際に訪れてみたいという気持ちを抱かせる効果があります。
Find the JOY in KOBE
神戸市が2023年に公開した最新の観光プロモーション動画です。この映像では、セリフやナレーションをほとんど使用せず、音楽に合わせたイメージビデオ形式で、神戸の街の魅力をダイナミックに表現しています。
ビジュアル重視の構成により、観る人に感覚的な魅力を伝えることに成功しているといえるでしょう。
So, the Story Begins – ようこそ、あなたの物語がはじまる街へ
この動画は、大阪の歴史や文化、現代的な魅力を多角的に描写しています。
大阪を訪れることで始まる物語を感じさせるようなストーリーテリングが特徴で、英語のナレーションを基調に、ダイナミックなカメラワークが視覚的なインパクトを与えています。
DENIM NINJA in KURASHIKI
岡山県倉敷市を舞台にしたこの動画は、外国人に人気の忍者をテーマに取り入れています。
ユーモアやテンポのよい演出で最後まで飽きさせず、観光地の魅力を効果的に伝えています。ストーリー性と遊び心が視聴者の興味を引きつけているポイントです。
Kusatsu Onsen, JAPAN – Summer – 4K (Ultra HD) / 草津温泉
群馬県草津温泉の夏の魅力を紹介したPR動画です。この作品では、観光スポットや体験施設、食、伝統文化などを一つの映像にまとめ、海外の視聴者にも四季折々の魅力を伝えています。
美しい映像と豊富な情報量で、草津温泉の擬似体験ができるインバウンド動画になっています。
魚沼市観光PV ~冬~ Uonuma-City winter ver.
新潟県魚沼市の観光動画は、外国人観光客をターゲットに地域の新たな魅力を発見することを目的としています。
現地の人々では気付けない視点で地域の特色を映像化し、冬の魚沼市ならではの魅力を効果的に伝えています。
インバウンド&日本の地域活性化を支援する「FESTRAVEL®」【日本ユニシス】
「FESTRAVEL®」のプロモーション動画は、外国人観光客に対して最適な旅行プランを提案するサービスを紹介しています。
2.5次元のアニメーションを用いることで視覚的に分かりやすく、国内外の観光客にアピールできる内容となっています。テンポのよい構成が特徴です。
IS JAPAN COOL? KYOTO
ANAが運営する「IS JAPAN COOL?」プロジェクトの一環で制作された京都のプロモーション動画です。伝統工芸や祭り、観光地をテーマに、京都の魅力を多角的に伝えていることが特徴です。
職人の技や美しい景観を視覚的に表現することで、外国人観光客の興味を引き出しています。
JR-Central about Shinkansen
東海道新幹線のプロモーション動画は、そのスピード感や安全性をアニメーションで分かりやすく紹介しています。
外国人モデルを起用することで、実際の利用シーンをイメージさせ、訪日観光客にとっての利便性をアピールしています。
インバウンド向け動画を制作する際のポイント
インバウンド向け動画を制作する際には、ターゲット層に響く内容を作り、効果的に情報を届けるための工夫が求められます。以下では、成功の鍵となる重要なポイントを解説します。
誰に何を伝えるかを明確にする
動画制作において、誰に何を伝えるのかを明確にすることは最も重要なステップです。
具体的なターゲット層や伝えたいメッセージを事前に設定することで、内容に一貫性が生まれ、訴求力が高まります。
一方で、すべての人に向けて多くの情報を詰め込みすぎると、動画の内容がぼやけてしまうことがあります。
例えば、ファミリー層向けには子どもが楽しめるアクティビティを中心に、若者層向けにはインスタ映えするスポットを強調するなど、ターゲットに応じた内容選びが重要です。
地域オリジナルの要素を入れる
地域の魅力を最大限に伝えるためには、オリジナルの要素を動画に盛り込むことが欠かせません。
その土地ならではの祭りや伝統行事、特産品、キャラクター、地理的な特徴などを映像に取り入れることで、視聴者に鮮烈な印象を与えます。
例えば、沖縄ならエイサーや美しいビーチ、長崎なら異国情緒あふれる街並みなど、地域独自の情報を具体的に表現することがポイントです。これにより、視聴者の記憶に残りやすい動画が作れるでしょう。
視聴後の導線を作る
動画を見た視聴者が次のアクションを起こしやすいように、明確な導線を設けることも重要です。
例えば、動画の説明欄に観光地の公式ウェブサイトやインバウンド向けの特設ページへのリンクを追加したり、旅行予約ページへの誘導を設けたりする工夫が効果的です。
このようなアクションを促す設計を取り入れることで、動画の効果を最大限に引き出せるでしょう。
SNSに投稿する
制作した動画はSNSで拡散し、多くの人に届けることを目指しましょう。
特に、InstagramやTikTokのような視聴者の興味を引きつけやすく、拡散性が高いショート動画のプラットフォームを活用してみてください。
また、ハッシュタグを利用し、ターゲット層に見つけてもらいやすい投稿を心掛けることが重要です。
多くの外国人観光客は、旅行をする際にSNSを参考にしています。このようにSNSを活用することで、動画の効果をさらに広げられるでしょう。
まとめ
ここまで、インバウンド動画の概要やメリット、具体的な事例、制作時のポイントについて解説してきました。
インバウンド動画の活用ポイントを振り返ると、以下が重要です。
- 言葉の壁を越えた訴求:視覚と音声を活用して、日本の魅力を世界中に届ける
- 観光地の疑似体験を提供:美しい映像とリアルな音声で、観る人の興味を喚起する
- SNSでの拡散力を活用:短尺で魅力的な動画をSNSで共有し、多くの潜在的観光客にアプローチする
また、地域独自の要素を盛り込み、ターゲット層に響く内容を作ることで、さらに高い効果が期待できます。
本記事でご紹介した内容をもとに、インバウンド動画を活用した観光プロモーションの第一歩を踏み出しましょう。
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