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企業CMにアニメーションを活用! メリットや事例、ポイントを解説【制作会社監修】
「企業CMを作りたいけれど、実写とアニメーションのどちらを選ぶべきか悩んでいる。」
「アニメーションCMに興味はあるけれど、どのようなメリットがあるのか知りたい。」
このような悩みや疑問をお持ちではありませんか?
近年、企業CMにアニメーションを活用する企業が増えています。その背景には、制作コストを抑えやすいこと、ブランドの世界観を自由に表現できること、そして視聴者に親しみやすくメッセージを伝えられることなど、さまざまなメリットがあります。
特に、実写では難しい抽象的なコンセプトを可視化できる点や、企業オリジナルのキャラクターを活用したマーケティングが可能な点は大きな強みといえるでしょう。
一方で、「アニメーションCMは制作に時間がかかるのでは?」「リアリティが欠けてしまうのでは?」といった不安を抱えている方もいるかもしれません。
そこで、この記事では動画制作会社ムーバルが監修のもと、「実際に活用されている企業の成功事例」や 「アニメーションCMのメリット」 を紹介しながら、 アニメーションCMを活用する際のポイントや注意点について詳しく解説します。
これから企業CMの制作を検討している方や、アニメーションの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
アニメーションを使った企業CMの事例を紹介
アニメーションを活用した企業CMは、ブランドの個性を際立たせ、視聴者に強い印象を残せます。
実写では伝えにくいメッセージを視覚的に表現したり、独自のキャラクターを活用したりすることで、企業のイメージをより魅力的に伝えることが可能です。
ここでは、アニメーションCMを採用した企業の成功事例を紹介します。
株式会社アイダ設計
株式会社アイダ設計は、手頃な価格で高品質な住宅を提供する住宅メーカーです。同社のCM「アニメ・アイ」では、主人公の「アイ」が家族との思い出を振り返りながら、新しい住まいへの期待を膨らませるストーリーが展開されています。
このCMのポイントは、視聴者に「家作り=家族の物語」として印象づける演出にあります。オリジナルソング「愛のあいだ」が流れることで、感情をより引き出し、住まいに対する温かいイメージを強調しています。
実写では再現しにくい、柔らかく温かみのある世界観をアニメーションで表現することで、住宅購入を検討している層に親しみやすい印象を与えています。
ENEOS株式会社
ENEOSは、自社のブランドキャラクター「エネゴリくん」をアニメーション化したCMを制作し、「エネルギーの未来を考え続ける」というメッセージを伝えています。
キャラクターを活用することで、ブランドイメージを一貫性のあるものにし、視聴者に親しみを持ってもらいやすくしています。特に、テレビCMだけでなく、サービスステーションの液晶パネルでも配信されているため、日常的にキャラクターに触れる機会が増え、ブランドメッセージが定着しやすくなっています。
アニメーションだからこそ、エネルギーという抽象的な概念をわかりやすく、楽しく伝えることが可能になっています。
三和酒類株式会社 iichiko

三和酒類の「いいちこ」のCMは、印象的な音楽と美しい映像が特徴ですが、アニメーションを取り入れたPRも行っています。特に、満天の星空や透き通った水面など、日本ではなかなか見られない幻想的な風景を背景に、学生から大人へと成長するストーリーを描いた作品は、高い評価を受けています。
アニメーションの活用により、ノスタルジックな雰囲気を演出しつつ、視聴者の心に深く残る作品となっています。また、ラブストーリーを軸にすることで、製品の魅力を自然に伝えられるのもポイントです。
実写では出演者のイメージに影響を受ける可能性がありますが、アニメーションを活用しブランドの世界観を純粋に伝えられるという利点を活かしたCMといえるでしょう。
トーヨーカネツ株式会社
物流システムやタンク事業を展開するトーヨーカネツ株式会社は、マスコットキャラクター「ブツリューくん」を活用したアニメーションCMを制作しました。このCMでは、恐竜のキャラクター「ブツリューくん」が暮らしを支える様子を描き、企業の事業内容を親しみやすく紹介しています。
物流という一般的になじみの薄い業界を、視聴者にわかりやすく伝えるため、アニメーションを用いることで、柔らかく親しみやすい印象を作り出しています。
さらに、絵本のようなタッチのアニメーションを採用することで、企業の社会的な役割をより温かみのある形で表現しており、視聴者の印象に残るPRとなっています。
大成建設株式会社
大成建設のCMは、新海誠監督によるアニメーション作品として制作され、ゼネコン業界の従来のイメージを覆すような爽やかで美しい映像が特徴です。CMのストーリーは、建設を通じて社会を支える人々の姿を描き、企業の実績と情熱を伝えるものとなっています。
このCMは、実写では表現が難しい壮大なスケール感や、細やかな感情描写をアニメーションで実現している点が大きな特徴です。また、ナレーションには長澤まさみ、音楽にはスキマスイッチを起用し、視聴者の記憶に残る映像作品として仕上げています。
アニメーションを活用することで、ゼネコン業界の「固い」イメージを和らげ、未来を創造する企業としてのブランドメッセージを強く印象づけることに成功しています。
有限会社玉屋質店
福岡にある玉屋質店は、アニメーションを活用して質屋のイメージを払拭するCMを制作しました。宝石の美しさを際立たせるファンタジー風の異世界アニメや、魔法少女の変身シーンを思わせる演出を取り入れ、「ブランドってわくわくするもの」というキャッチコピーを掲げています。
質屋は一般的に「敷居が高い」「利用しにくい」といったイメージを持たれがちですが、アニメーションの柔らかい表現を活用することで、利用のハードルを下げ、若年層にも親しみを感じてもらいやすくしています。
実写では難しい幻想的な表現をアニメーションで実現することで、視聴者の興味を引き付け、企業のブランドイメージを刷新することに成功しています。
アニメーションを使った企業CMが増えた背景とは?
企業CMにアニメーションを取り入れることで、コストを抑えつつ、企業のメッセージを効果的に伝えられます。
また、実写では難しい独自の世界観の表現やキャラクターを活用したわかりやすい演出が可能になる点が大きな魅力です。
ここでは、アニメーションCMが増えている背景について解説します。
制作コストを抑えやすい
アニメーションCMは、実写と比較して制作コストを抑えやすいという大きなメリットがあります。
実写CMの場合、タレントの出演料やロケーションの手配、撮影クルーの人件費など、多くのコストが発生します。一方、アニメーションであれば、これらの費用が不要になり、CGやイラストを活用することで予算内で効果的な映像を制作できます。
また、実写CMでは天候やスケジュールの都合で撮影に制約が生じることがありますが、アニメーションならばそのような影響を受けることはありません。特に長期的に使用するCMや、海外展開を視野に入れた広告では、アニメーションの方がコストパフォーマンスに優れているといえます。
さらに、キャラクターや背景の一部を再利用することで、追加の広告展開やシリーズ化がしやすくなる点もコスト削減につながる要因です。
キャラクターでわかりやすく伝えられる
アニメーションCMの大きな魅力の一つは、キャラクターを活用して企業のメッセージやサービス内容をわかりやすく伝えられる点です。アニメーションならではのデフォルメ表現や独自のビジュアルスタイルを用いることで、視聴者の興味を引き付け、ブランドイメージを確立しやすくなります。
また、キャラクターを登場させることで、企業のストーリーやコンセプトを親しみやすく表現できます。例えば、金融業界では難しい専門用語を使わずに、親しみやすいキャラクターを通じてサービスの流れを説明することで、視聴者の理解を助けられます。
さらに、企業のマスコットキャラクターをCMに登場させることで、ブランディングを強化し、SNSやWeb広告と連動させたマーケティング展開も可能になります。
実写では難しい表現ができる
実写では再現が難しい表現が可能になることもアニメーションの強みです。
例えば、未来のテクノロジーを描くCMや、抽象的なコンセプトを視覚的に表現する場合、実写では膨大な制作費や高度なCG技術が必要になります。しかし、アニメーションを活用することで、低コストかつ自由度の高い表現が可能になります。
特に、SF的な要素やファンタジーの世界観を取り入れた広告では、アニメーションの方が適しています。例えば、製薬会社のCMで人体の内部を可視化したり、IT企業のCMでデータの流れを視覚的に表現したりする場合、実写よりもアニメーションの方が直感的に伝わりやすくなります。
また、物理的に不可能なシーンを描けるため、インパクトのある演出を加えやすく、視聴者の記憶に残る広告を作れます。
企業CMにアニメーションを活用するメリット
企業CMにアニメーションを取り入れることで、ブランドのメッセージを効果的に伝えられます。
実写では表現しにくいストーリーの構築や、視聴者に自然に受け入れられる演出が可能になる点が大きな魅力です。
ここでは、アニメーションを活用する具体的なメリットについて解説します。
ストーリーを作りやすい
アニメーションは、実写に比べてストーリーを自由に構築しやすいという特徴があります。
実写CMの場合、キャスティングやロケーション、撮影スケジュールの制約があり、現実的なシチュエーションに限られることが多いです。しかし、アニメーションであれば、キャラクターや背景、演出をすべてデザインできるため、企業のブランドメッセージに沿った独自の世界観を作り出せます。
例えば、抽象的な概念や未来のテクノロジーをわかりやすく説明する際には、アニメーションの表現力が非常に有効です。また、短いCMのなかでも感情を動かす物語を展開しやすく、視聴者に強い印象を残せます。
そのため、企業の理念や製品の価値をストーリーとして伝えたい場合、アニメーションCMは特に適した手法といえるでしょう。
宣伝っぽくなりづらい
アニメーションCMは、実写CMに比べて「広告感」が薄く、視聴者に自然にメッセージを届けることができます。
実写の広告では、タレントが商品の魅力を強調するシーンが多く、視聴者が「売り込みをされている」と感じることがあります。しかし、アニメーションは柔らかいビジュアルやユーモラスな表現を取り入れることができ、広告特有の押し付けがましさを軽減できます。
例えば、キャラクターを活用したCMでは、製品の機能やメリットをストーリー仕立てで伝えることで、視聴者が自然と内容を理解しやすくなります。
また、SNSやYouTubeなどで拡散されることを想定した場合、広告色が強いものよりも、親しみやすくエンターテインメント性のあるコンテンツの方が受け入れられやすくなります。
そのため、企業CMにアニメーションを活用することで、より多くの人に違和感なくメッセージを届けることが可能になります。
出演者のイメージに左右されない
実写CMの場合、出演するタレントやモデルのイメージが企業のブランドに大きな影響を与えます。
人気のあるタレントを起用すれば話題性は高まりますが、その人物のイメージにブランドが引っ張られるリスクも伴います。特に、出演者のスキャンダルや不祥事が発生した場合、CMの放送中止やブランドイメージの低下につながる可能性があります。
一方、アニメーションCMでは、キャラクターやビジュアルデザインを企業がコントロールできるため、出演者の個人的なイメージに左右されることがありません。また、キャラクターを企業のマスコットとして継続的に活用することで、長期的なブランディングが可能になります。
例えば、日本国内外で愛されるアニメキャラクターを活用したCMは、世代や国を超えて視聴者に親しまれるケースが多く、ブランドの認知度向上にも貢献します。
企業CMにアニメーションを活用する際の注意点
アニメーションCMには多くのメリットがありますが、制作を進める際にはいくつかの注意点もあります。ここでは、企業CMにアニメーションを活用する際に気をつけるべきポイントについて解説します。
制作に時間がかかる
アニメーションCMは、企画から完成までに比較的長い制作期間を要する点がデメリットの一つです。
実写CMの場合、撮影が終われば編集を経て短期間で完成することが多いものの、アニメーションではすべてのシーンを一から描き、動きを作り上げる必要があります。そのため、制作には通常数週間から数カ月の時間を要します。
特に、高品質なアニメーションを作る場合、キャラクターデザインや背景美術、動きの滑らかさなどにこだわるほど、制作工程が増え、スケジュールが長期化します。
さらに、ナレーションやBGMの調整、細かい修正作業も必要になるため、短納期での対応が難しい場合があります。そのため、アニメーションCMを制作する際は、十分な制作期間を確保し、スケジュール管理を徹底することが重要です。
リアリティが得づらい
アニメーションCMは、自由度の高い表現が可能な一方で、実写に比べてリアリティを伝えにくいという課題もあります。
実写CMでは、実在する人物や風景を映すことで、視聴者に「現実の出来事」として認識させやすく、信頼感や親近感を生みやすくなります。しかし、アニメーションでは、デフォルメされたキャラクターやイラスト調の表現が多いため、実在感や説得力が弱まる場合があります。
特に、金融商品や医療、法律など、信頼性が求められる業界では、アニメーションを使用することで視聴者が「架空の話」と捉えてしまい、企業のメッセージが十分に伝わらないリスクがあります。
そのため、リアリティを重視する場合は、ナレーションのトーンを落ち着いたものにする、シンプルで洗練されたアートスタイルを採用する、実写映像と組み合わせるなどの工夫が求められます。
まとめ
ここまで、企業CMにアニメーションを活用するメリットや成功事例、注意点について解説しました。
アニメーションCMを制作する際は、
- コストを抑えつつ、ブランドの世界観を自由に表現できるか
- 視聴者に親しみやすく、伝わりやすい構成になっているか
- 制作期間やリアリティの課題を考慮し、最適な手法を選んでいるか
といったポイントを踏まえて検討することが重要です。
本記事で紹介した事例やポイントを参考に、自社の目的に合ったアニメーションCMを活用し、効果的なブランディングを実現してください。
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