BtoBマーケティング動画制作の費用、相場を解説！最新の事例も紹介

「BtoBマーケティングに動画を活用したいが、かかる費用がわからない……」

「BtoBマーケティング用の動画制作を依頼するときに注意する点を知りたい」

このようなお悩みはありませんか？BtoBマーケティング動画制作を依頼するとなると、どのくらいの費用で依頼できるのか、どこに注意すればいいのかがわからないこともあると思います。

この記事では、 BtoBマーケティング動画制作において、どんな費用がかかるのか、費用の相場を理解するだけでなく、準備すべきことや最新事例も交えてご紹介していきます。

動画制作会社が記事を監修しており、実際の取引に基づいた予算や注意点を記載しているので、安心してお読みいただけます。BtoBマーケティング動画の制作を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ブランディング動画制作における費用一覧・相場

BtoBマーケティングにおける動画は、大まかに以下の流れで制作されます。

1. 企画・構成
2. 撮影
3. レコーディング等 音入れ
4. 編集
5. 納品

また例として、一般的な会社紹介の動画制作にかかる費用は下記の通りです。

費用項目	平均的な相場
企画・構成費	10~35万
撮影費	10~50万
編集費	5~30万
レコーディング費	5~15万
その他のオプション費	配信アカウントの管理・運用等：1~50万円

上記の通り、動画の長さやクオリティ、どの工程を依頼するのかによって費用は大きく変動します。以下で詳細に説明します。

また後ほど具体的な事例を紹介しながら相場を説明します！

企画・構成など、ディレクションにかかる費用

企業のプロモーション、ブランディングを目的として、BtoBマーケティング動画を制作するに最初の段階が企画・構成を練る、ディレクションの段階です。クライアントと制作会社のミーティングから、そのクライアント会社へ最適なコンセプトを決定し、動画構成に落とし込んでいきます。

この段階で、この後のすべての工程が予定され、それに沿ってプロジェクトが行われるため非常に重要な段階となります。ディレクション費用は動画の長さや編集するクリエイターの人数、撮影の規模によって幅があります。相場としては、

• 1~3分ほどの簡潔なマーケティング動画：5~10万円前後が相場
• 一方、3~5分より長く、複雑な撮影や編集などを必要とするマーケティング動画：15~25万円前後が相場 となります。

撮影にかかる費用

ディレクションの段階で決めた映像素材を撮影する段階です。BtoBマーケティング動画の場合、 撮影期間・スケジュール、撮影方法によって料金はさまざまです。また映像素材がクライアント側で用意できた場合は、スキップされることもあります。撮影スタッフの交通費等で上下がありますが、相場としては、

• 撮影スタッフがオフィスなどに赴き、半日～1日以内の撮影を行なう場合：5万円～15万円前後が相場
• 複数の場所で2日以上かけて撮影を行なう場合：20万円～40万円前後が相場 となります。

音響・ナレーション等のレコーディングにかかる費用

動画のBGMとなる音源やナレーション音声の素材を用意する段階です。

一般的なBtoBマーケティング動画のBGM音源について、 フリーの音源などを利用できる場合が多く、費用がかさむことは少ないです。加えて、ナレーターに依頼してナレーションをとる場合、総合的にかかる費用は 5万円～20万円前後 が一般的な相場です。

動画の編集にかかる費用

撮影、音源の用意が終わったら、素材を編集し、マーケティング動画としてクライアントを宣伝できるクオリティを目指していきます。

プロジェクトによっては、会社や事業のの特徴をわかりやすく説明するために、編集の段階でエフェクト（視覚効果）や3DCG、アニメーションが加えられることもあります。

一般的なマーケティング動画程度の尺の編集にかかる費用は 5万円～40万円前後とされています。しかしながら、より 複雑でクオリティの高い編集や、3DCG、アニメーションを使った動画を作成する場合、1分につき100万円ほどかかったりと相応に高くなります。

その他のオプションにかかる費用

制作したマーケティング動画に関して、YouTubeなどのプラットフォームでの配信業務までを映像制作会社に委託する場合、オプション費用が発生する場合があります。

YouTubeなどの簡単な配信管理（アカウント設定、映像公開など）は5,000円～1万円前後と安価に行えますが、本格的な分析、運用を依頼すると内容にもよりますが、10~50万円以上かかる場合もあります。

コスト別：BtoBマーケティング動画の最新事例を紹介

以下では弊社株式会社CACTASが制作したマーケティング動画を、具体的な事例を含めて紹介したいと思います。

特徴	相場	動画の長さ	撮影条件	撮影時間	制作期間
企業プロモーション動画 （インタビュー）	30~60万円	240秒以上	ロケ：社内 演者：社員 機材：1カメラ	1日	約1か月
商品プロモーション動画	40~60万円	30秒	ロケ：スタジオ 演者：プロ 機材：1カメラ	1日	1.5~2ヵ月
サービスプロモーション動画	150~200万円	約90秒	ロケ：街中、社内 演者：プロ 機材：1カメラ	3日	2か月以上

以上のように、尺や撮影難易度などによって幅広い価格となっています。また、依頼する制作会社によっては、より高い費用が掛かる場合もあります。

BtoBマーケティングの依頼で失敗しないためにすべきこと

続いて、動画制作を依頼する際に最低限気を付けるべきことを説明します。

制作の目的を明確にする

依頼する制作会社は動画制作のプロですが、制作の目的が曖昧だとコンセプトに合致した、効果的なマーケティング動画を作ることは困難です。以下で具体的な制作目標を明確にするための方法をご紹介します。

ビジネス的な目標の設定：動画を制作する際には、最終的なビジネス目標を明確に定めることが重要です。例えば、商品の販売促進、ブランド認知の向上、顧客のリードナーチャリングなどがあります。

ターゲット顧客とセールスポイントの設定: 動画を見る、 ターゲット顧客を明確に定めることが重要です。具体的には業界、職種、役割、地域などが挙げられます。また、 セールスポイントを明確にすることも重要です。例えば、商品の説明、サービスの説明、ブランドメッセージなど、伝えることができればより効果的なマーケティング動画を制作できるでしょう。

利用する媒体・シーンを明確にする

どういった媒体、シーンでで制作した動画を利用するのかを前もって明確に決めておくことによって、制作会社との間でイメージのずれなどをなくすことができます。具体的には以下の通りです。

利用する媒体：各種SNS、YouTube、自社Webサイトなどで配信するか、展示会やセミナーなどで投影するかなど

利用するシーン: 商談前に視聴してもらうために、商品の紹介動画を配信すること。営業活動の後に視聴してもらうために、製品の使い方を説明する動画を配信すること。などが挙げられます

納期や予算など、希望する条件を明確にする

納期や予算などの条件をより明確に定義しておくことによって、制作会社もディレクションの段階で予算に見合った動画内容や、より納期をより短くするなどの譲歩をしてくれる可能性もあります。

予算を大まかではなく、正確な数字として制作会社に共有することが大切です。予算があいまいだと制作会社の提案がぶれ、戦略がぼやけてしまうことがあります。明確な予算が決まっていない、初めてで相場が分からない場合は「要相談」と書き、制作会社と相談するのがおすすめです。

また、 公開日、納品日も明記します。日付を設定した理由も書いておくと、制作会社も理解してくれて、スケジュールを立てやすくなります。

実績がある動画制作会社に相談する

実績のある制作会社には、経験豊富なディレクターやクリエイターが所属しているので、 業界やターゲット層に則して、品質の高い動画を制作できる可能性が高いです。またコミュニケーションやスケジューリングの観点でもスムーズに進みやすいと言えます。

また、その業界のマーケティング動画を制作するのに慣れている制作会社だと、ざっくりとした目的や企画書でも効果的なマーケティング動画を制作できるケースがあります。

よって、BtoBマーケティング動画の作成を考えているなら、まず実績がある動画制作会社に相談することが大切です。

費用を抑えて高品質なBtoBマーケティング動画、ブランディング動画を制作するには？

BtoBマーケティング動画を依頼する場合、かかる費用はそれぞれのケースによってかなり変動があります。

そこで、費用を抑えて高品質なBtoBマーケティング動画やブランディング動画を制作するには、動画制作の相場や注意点を抑えることも重要ですが、実績がある動画制作会社に依頼することも大切です。

また、制作会社へ依頼する前には、編集や撮影など工程ごとの予算を決めておくことをおすすめします。希望の条件を明確に定めておくことで、目的に合った効果的なマーケティング動画を作ることができます。

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