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動画制作に必要な機材とは? 動画の撮影・編集に必要なカメラなどの機材を解説【制作会社監修】
動画制作を始める際、多くの方が「どんな機材を揃えればいいのか」と悩むのではないでしょうか。
特に、初めて動画を制作する方やクオリティの高い映像を目指したいと考える方にとって、撮影用のカメラやマイク、編集用のソフトウェアなど、必要な道具の種類や選び方は頭を悩ませる大きな課題です。
また、費用を抑えつつ高品質な動画を作りたいと考える場合、どこまで機材にこだわるべきかを判断するのも難しいですよね。
本記事では、動画制作会社の監修のもと、動画撮影・編集に必要な機材を網羅的に解説します。
プロが実際に現場で活用している機材や、初心者でも手軽に取り入れられる選択肢を紹介しますので、これから動画制作を始める方の不安を解消できるでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
動画撮影・編集に必要な機材
動画撮影・編集に必要な機材は、主に以下の4つが挙げられます。
- カメラ
- 記録媒体
- パソコン
- 動画編集ソフト
1つずつ解説していきます。
カメラ
動画撮影においてカメラは最も重要な機材の1つです。
カメラには以下の種類があります。
- 一眼レフ
- ミラーレス
- ビデオカメラ
- スマートフォン
高画質な映像を求めるなら一眼レフやミラーレス、長時間の撮影にはビデオカメラが適しています。
この後のセクションでカメラの種類について詳しく解説するため、まずは「撮りたい動画のスタイル」を明確にし、それに適したカメラを選ぶことを意識してください。
選択肢を知ることで、最適な一台に出会えるでしょう。
記録媒体
カメラで撮影したデータを保存するために記録媒体は必須です。
一般的にはSDカードが広く使用されていますが、撮影する動画の解像度やフォーマットに応じて容量や速度を確認する必要があります。
例えば、4K動画を撮影する場合は、書き込み速度の速い「UHSクラス」対応のSDカードがおすすめです。
また、プロの現場ではSSD(外付けストレージ)を直接カメラに接続して記録する方法もあります。
これは特に長時間撮影や高ビットレート動画に適しています。それぞれの記録媒体の特徴を理解して選べば、撮影のスムーズさが向上するでしょう。
パソコン
動画編集には高性能なパソコンが必要です。
編集ソフトは多くのリソースを消費するため、一般的なPCでは動作が重くなる可能性があります。
WindowsでもMacでも対応可能ですが、最低でもメモリは16GB以上、可能であれば32GB以上が推奨です。
また、GPU(グラフィックボード)が搭載されたパソコンを選ぶと、4K編集やエフェクト処理がよりスムーズに行えます。
特に「Adobe Premiere Pro」や「DaVinci Resolve」のようなプロ向けソフトは、GPUが性能を大きく左右します。
一方で、iPadを使用した編集作業も可能です。iPad用のアプリとしては「LumaFusion」などがあり、初心者にも扱いやすい選択肢です。
用途に合わせてデバイスを選びましょう。
動画編集ソフト
動画編集ソフトは、動画の完成度を左右する重要なツールです。
プロ向けソフトとしては「Adobe Premiere Pro」や「Final Cut Pro」が代表的で、細かい編集や特殊効果の適用に優れています。
また、無料で高機能な選択肢として「DaVinci Resolve」も人気があります。
初心者にはややハードルが高いですが、慣れればプロレベルの編集が可能です。
さらに、スマホで撮影した動画には「CapCut」などの簡易的なアプリも活用できます。
特に「CapCut」は無料ながらエフェクトやテキスト挿入などの機能が充実しており、初心者から経験者まで幅広く対応します。
使用するソフトは目的やスキルレベルに応じて選ぶと良いでしょう。
撮影の内容によって必要になる機材
撮影の内容によって必要となる機材は異なります。
機材は以下の4つを参考にしてみてください。
- 外付けマイク
- 照明
- 三脚
- ジンバル
それぞれみていきましょう。
外付けマイク
外付けマイクは、クリアな音声を録音したい場合や、カメラから離れた場所にいる人の声を拾いたいときに役立ちます。
カメラ内蔵マイクでは周囲の雑音が入りやすいため、特にインタビューやナレーションの撮影では外付けマイクがおすすめです。
代表的なものには、特定の方向から音を拾うガンマイクや、服に装着して話者の声を直接拾うピンマイクがあります。
用途に合わせて選ぶことで、より質の高い動画制作が可能です。
照明
自然光だけでは十分に明るさが確保できない場合や、被写体をより美しく見せたい場合には照明が必要です。
例えば、リングライトは顔を均等に明るく照らすのに適しており、商品撮影には柔らかい光を作り出せるソフトボックスライトが人気です。
また、照明の色温度を調整できるものを選べば、シーンに合わせた雰囲気を作り出すことも可能です。
適切な照明を使用すれば、プロのような映像美を実現できるでしょう。
三脚
安定した映像を撮影するために、三脚は欠かせない機材です。
特に、固定アングルでの撮影やタイムラプスなどでは、三脚を使用すれば手ぶれを完全に防ぐことができます。
軽量で持ち運びが簡単なものから、重さと安定性を重視したものまで、用途に応じて選ぶと良いでしょう。
手持ち撮影では得られない安定感が得られるため、プロフェッショナルな仕上がりを目指す場合に重宝します。
ジンバル
動きながら撮影を行う際に役立つのがジンバルです。
ジンバルは、撮影時の手ぶれを防ぐスタビライザー機能を備えており、滑らかな映像を実現します。
特に、ランニングショットやダイナミックなカメラワークを求められるシーンで効果的です。
手持ち用の小型ジンバルや、プロ向けの高性能ジンバルなど、種類も豊富。
手ぶれを抑えれば、視聴者に快適で見応えのある映像を提供できますよ。
動画撮影に用いられるカメラの種類
動画撮影に用いられるカメラの種類は以下があります。
- ビデオカメラ
- ミラーレスカメラ・一眼レフカメラ
- アクションカメラ
- スマートフォン
詳しく解説していきます。
ビデオカメラ
ビデオカメラは動画撮影専用に設計されたカメラで、長時間の撮影に特化しています。
特に、イベントやセミナーの記録、インタビューなどで活用される場合が多く、録画可能時間が長く、バッテリー持ちが良い点が特徴です。
また、ズーム機能や手ぶれ補正が強化されているモデルが多く、動きの少ないシーンでも安定した映像を撮影できます。
動画制作において、安定した性能が求められる用途に最適です。
ミラーレスカメラ・一眼レフカメラ
ミラーレスカメラや一眼レフカメラは、写真撮影だけでなく、高品質な動画撮影にも対応できる製品が多くあります。
近年では4Kや8K動画に対応したモデルも増えており、映画やYouTube動画の撮影に利用されることも一般的です。
交換レンズによる多彩な表現が可能で、背景をぼかした美しい映像や暗所での撮影にも強い点が魅力です。
価格帯も幅広く、初心者向けの手頃なモデルからプロ向けの高性能機種まで選べるため、予算に応じた選択が可能です。
ドキュメンタリーやプロモーション映像、ウェディング撮影など、幅広い用途に向いています。
アクションカメラ
アクションカメラは、コンパクトで軽量ながら高性能な動画撮影が可能なカメラです。
代表的な製品には「GoPro」や「DJI Osmo Action」があります。
これらは、スポーツやアウトドアシーンのPOV(主観視点)撮影に適しているほか、スタビライザー機能が強力なため、動きの激しいシーンでも滑らかな映像が得られます。
また、防水性や頑丈な設計を備えたモデルが多く、水中撮影や過酷な環境下での撮影にも対応可能です。
スポーツ映像だけでなく、Vlogや旅行記の撮影にも意外と幅広く活用されていますよ。
スマートフォン
近年、スマートフォンの動画撮影性能は飛躍的に向上しており、一部の高性能モデルでは動画専用カメラに迫るクオリティの映像が撮影可能です。
例えば、iPhone や Galaxy の最新機種は、4K動画撮影や手ぶれ補正、HDR機能を備えており、初心者や予算が限られた場合でも十分にきれいな映像が撮影できます。
手軽さと携帯性が強みで、日常的な撮影やSNS用の短い動画制作に最適です。
動画撮影専用機材を購入する前に試してみるのも良い選択肢といえるでしょう。
動画制作・編集機材選びのポイント
動画制作・編集機材選びのポイントは、以下の3つを参考にしてみてください。
- 撮りたい動画に合わせて選ぶ
- 予算から選ぶ
- 機材の使いやすさで選ぶ
みていきましょう。
撮りたい動画に合わせて選ぶ
撮影機材を選ぶ際には、まず撮りたい動画の種類を明確にすることが重要です。
例えば、インタビュー動画やセミナー記録には長時間撮影に適したビデオカメラやミラーレスカメラがおすすめです。
一方で、スポーツやアウトドアシーンのように動きの多い映像を撮る場合は、手ぶれ補正が強力なアクションカメラが適しています。
また、短い動画やSNS向けの撮影にはスマートフォンでも十分対応可能です。
用途に応じて最適な機材を選ぶことで、効率的に動画制作を進められます。
予算から選ぶ
動画制作に必要なカメラやパソコン、編集ソフトは高価なものが多いため、予算を考慮して選ぶことが大切です。
初心者にはコストパフォーマンスの高いミラーレスカメラや、スマートフォンの活用がおすすめです。
また、編集ソフトでは無料でプロ仕様の機能が使える「DaVinci Resolve」が特に人気です。
無料でも高性能なツールを活用すれば、限られた予算の中で質の高い動画制作を実現できるでしょう。
購入前にレンタルを活用して試してみるのも選択の1つです。
機材の使いやすさで選ぶ
高価な機材が必ずしも使いやすいとは限りません。
カメラを選ぶ際は、重さや大きさが撮影スタイルに合っているかを確認することが重要です。
また、三脚やジンバルは設置や調整が簡単かどうか、編集ソフトは操作性やインターフェースの分かりやすさがポイントとなります。
初心者の場合、シンプルな操作で使いこなせる機材を選ぶとストレスなく撮影や編集が進められるでしょう。
実際に手に取って試してみるのもおすすめです。
まとめ
動画制作・編集機材を選ぶ際には、「撮りたい動画に合わせる」「予算を考慮する」「使いやすさを重視する」の3つのポイントが重要です。
それぞれの用途や条件に合った機材を選ぶことで、無駄を省き、効果的に高品質な動画を制作できます。無料の編集ソフトや手軽なスマートフォンの活用も視野に入れて、最適な環境を整えましょう。
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