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採用動画の制作事例12選!採用動画のメリットやトレンド、費用・相場も解説
採用活動において、企業の魅力や職場の雰囲気を伝えることは非常に重要です。しかし、テキストや画像だけでは、なかなかその魅力を十分に伝えきれないと感じている採用担当者も多いのではないでしょうか。
「もっと効果的に応募者に企業の魅力を伝えたい」「採用動画の制作を考えているけど、どのように進めればいいか分からない」といった悩みを抱えている方も多いと思います。
この記事では、動画制作会社のプロフェッショナルによる監修のもと、採用動画の制作事例を12個ご紹介します。
さらに、採用動画のメリットや最新のトレンド、さらには動画制作にかかる費用・相場についても詳しく解説。これにより、採用動画の効果的な活用方法を理解し、実際の制作に踏み出すための具体的なイメージを持てますよ。
採用動画の効果を最大限に引き出し、企業の魅力を存分に伝えるための具体的なポイントを押さえていきましょう。
採用動画の3つの効果・メリット
採用動画の効果・メリットは、主に以下の3つが挙げられます。
- 候補者に対して効率的に訴求できる
- 採用コストを削減し、質を統一できる
- 内定後の辞退や入社後のミスマッチを防止できる
それぞれ解説していきます。
候補者に対して効率的に訴求できる
採用動画の最大のメリットは、他のコミュニケーション手段(テキストなど)に比べて情報伝達効率が高く、記憶に残りやすい点です。
動画は視覚と聴覚の両方に訴えかけるため、情報の理解と記憶の定着に効果的。科学的な研究によれば、人間の脳はテキスト情報よりも視覚情報を約60,000倍速く処理します。
また、動画は視覚と聴覚を組み合わせることで、メッセージの受容率を大幅に向上させられるでしょう。
そのため、採用動画の活用は、企業の魅力や働く環境を候補者に強く印象付けることができ、より多くの優秀な人材にリーチすることが可能になります。
採用コストを削減し、質を統一できる
採用動画は繰り返し利用できる上、どこからでもアクセスできるため、採用コストを大幅に削減できます。
従来は、採用担当者が各地で説明会を開き、企業の魅力や業務内容を直接説明する必要がありました。しかし、採用動画を採用ページやSNSにアップロードすれば、候補者は好きなタイミングで動画を視聴が可能になります。
さらに、採用動画は担当者の能力やプレゼンテーションのスキルに依存しません。動画は一度制作すれば常に同じ質の情報を提供できるため、どの候補者にも均一なメッセージを伝えることができます。
採用動画は、説明会のための移動費や会場費、そして担当者の工数を削減するとともに、採用プロセス全体の質を向上させ、企業のブランディングにもつながるでしょう。
採用動画を活用することで、効率的かつ効果的な採用活動が実現可能となりました。
内定後の辞退や入社後のミスマッチを防止できる
採用動画はテキストと異なり、会社の雰囲気や実際に働く人々の価値観など、企業のリアルな姿を候補者に伝えることができます。
動画を通じて、オフィスの環境や社員のインタビュー、チームの働き方などを具体的に見せれば、候補者は企業文化や職場の実際の雰囲気を理解しやすくなるでしょう。
事前にリアルな情報の提供で、候補者の企業に対する理解が深まり、エンゲージメントが向上するため、内定後の辞退や、入社後に「思っていたのと違う」といったミスマッチが生じにくくなると考えられます。
企業と候補者の双方にとって、入社後のギャップを減らし、長期的な満足度を高めるための有効な手段となるのが採用動画です。
採用動画のトレンドと成功に導くポイント
採用動画のトレンドと成功に導くポイントは、主に以下の2つです。
- マーケットインの発想で候補者が必要としている情報を発信する
- インタラクティブなコミュニケーションを設計する
2024年現在、採用動画のトレンドは「マーケットイン」と「インタラクティブ」がキーワードです。
求職者の数が不足する売り手市場の現代において、会社にとって都合のいい情報を発信するのではなく、候補者が本当に必要としている情報を届けるマーケットインの発想が重要視されています。
それぞれ解説していきます。
マーケットインの発想で候補者が必要としている情報を発信する
採用動画を制作する際は、具体的な仕事内容や日常の業務風景、職場の雰囲気を詳細に紹介するのが重要です。
採用活動において、企業目線では「企業の理念・ビジョン」や「事業の成長性」をアピールしたいはず。しかし、候補者が求めている情報は「仕事内容」や「働きやすさ」であり、「企業の理念・ビジョン」や「事業の成長性」は優先度が低いというデータがあります。
売り手市場の現代において、競合他社と差別化し、採用母集団を形成するためには、候補者のニーズを敏感に察知するのは大切です。
また、働きやすさに関する情報、例えば柔軟な勤務時間、リモートワークの可否、福利厚生なども求職者にとって非常に価値のある情報となります。候補者が本当に知りたい情報を提供すれば、企業に対する興味を高め、優秀な人材を引きつけられるでしょう。
インタラクティブなコミュニケーションを設計する
採用動画を成功させるためには、インタラクティブなコミュニケーションを設計するのも大切です。
現代はインタラクティブ動画の技術により、企業と候補者の間で双方向のコミュニケーションが実現できるようになりました。これにより、候補者は興味に応じて動画の内容を選択したり、質問に答えられ、よりパーソナライズされた情報提供が可能になります。
また、インタラクティブ動画の活用は、候補者のエンゲージメントが向上し、応募率の増加が期待できます。リアルタイムでの質問受付やフィードバック機能を備えた動画は、候補者の疑問を迅速に解消し、企業への信頼感を高めるでしょう。
採用動画の成功事例12選(業界別)
採用動画の成功事例を、業界ごとに紹介していきます。
- IT・ソフトウェア業界
- メディア・出版・広告業界
- 製造・メーカー業界
- 金融・保険業界
- 建設・不動産業界
- コンサルティング業界
- 医療業界
- 通信業界
- 服飾・アパレル業界
- 物流・ロジスティクス業界
- 飲食・食品業界
- ベンチャー業界
IT・ソフトウェア業界
IT・ソフトウェア業界の採用動画では、先進的な技術やプロジェクトを紹介し、技術者のスキル向上やキャリアパスを強調しています。
例えば、企業の開発環境や働き方を具体的に示せば、候補者にリアルな職場のイメージを持たせられますよ。
メディア・出版・広告業界
メディア・出版・広告業界の採用動画では、クリエイティブな仕事の楽しさや、個性を尊重する職場環境をアピールが可能です。
実際の制作現場や社員のインタビューを通じて、どのようにアイデアが形になるかを見せることで、候補者の興味を引きます。
製造・メーカー業界
製造・メーカー業界の採用動画では、製品がどのように作られているかの工程を紹介し、現場の働きがいを伝えられます。
特に、ものづくりの達成感やチームワークの重要性を強調することで、職場の一体感や仕事の魅力を伝えています。
金融・保険業界
金融・保険業界の採用動画では、堅実で安定したキャリアパスや、顧客との信頼関係の構築を重視。
例えば、社員のキャリア成長のストーリーや、業界特有のやりがいを紹介することで、候補者の共感を得ています。
建設・不動産業界
建設・不動産業界の採用動画では、大規模なプロジェクトや建設現場のダイナミズムを映像で伝えられるでしょう。
プロジェクトの完成までの過程を紹介し、達成感や職場の一体感を強調することで、候補者の関心を引きつけます。
コンサルティング業界
コンサルティング業界の採用動画では、問題解決のプロセスやクライアントとの関係性を具体的に紹介。
プロジェクトの成功事例や社員の成長ストーリーを通じて、挑戦的で成長機会の多い職場環境をアピールしています。
医療業界
医療業界の採用動画では、患者へのケアや医療チームの連携を強調可能です。
医療現場での実際の仕事風景や、医療従事者の使命感を伝えることで、候補者に医療職のやりがいや社会的意義を強く訴えかけます。
通信業界
通信業界の採用動画では、最先端の通信技術やインフラ整備の重要性をアピールします。
技術革新の現場や、社員のチャレンジ精神を紹介することで、候補者にとって魅力的な職場であることを伝えられますよ。
服飾・アパレル業界
服飾・アパレル業界の採用動画では、デザインプロセスやブランドの理念を紹介し、ファッションに対する情熱を強調します。
実際のデザイン現場や店舗の雰囲気を映像で伝えれば、候補者のブランドに対する興味を引く内容となるでしょう。
物流・ロジスティクス業界
物流・ロジスティクス業界の採用動画では、物流の流れや効率的なシステムを紹介します。
現場の作業風景や、物流がどのように社会を支えているかを伝えることで、候補者に業界の重要性や働きがいを感じさせますよ。
飲食・食品業界
飲食・食品業界の採用動画では、製造現場や店舗の雰囲気、スタッフのチームワークを紹介します。
食品の安全性や品質管理への取り組みを具体的に示すことで、候補者に安心感とやりがいを提供します。
ベンチャー業界
ベンチャー業界の採用動画では、革新的なビジネスモデルや自由な社風をアピールするのが良いでしょう。
社員の挑戦ストーリーや急成長の過程を紹介すれば、候補者にとって魅力的な挑戦の場であることを強調できます。
採用動画の費用・相場
動画の構成や内容によって費用は異なりますが、安いものであれば50万円から作成可能です。
採用動画では、企業の事業内容や魅力を効果的に伝えるために、インフォグラフィックやアニメーションも多用します。
また、実際の職場の雰囲気を伝えるために実写動画も併用されることが一般的です。これにより、撮影費や編集費、素材費などが高くなる傾向にあります。
『みずほ信託銀行』採用動画 | 動画制作・映像制作会社 MOBAL(ムーバル)
例えば上記は、『みずほ信託銀行』の採用動画がアドバンスプラン(60〜120万円)で制作された事例です。
このプランでは、高品質な映像と編集が施されており、企業のプロフェッショナルなイメージを強調しています。こうした高品質の動画は候補者に強い印象を与え、企業の魅力を効果的に伝えるために非常に有効です。
撮影費にはカメラマンやロケーションの費用、編集費には動画のカット編集やアニメーション制作、素材費には音楽やストック映像の購入費用が含まれます。
具体的な費用の内訳や相場については、こちらの記事をご参照ください。
▶︎動画制作の相場・料金をプロが解説!コストを抑えて制作するポイントは?【2023年最新】
まとめ
採用動画は、企業の魅力を効果的に伝える手段として注目されています。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 情報伝達効率が高く記憶に残りやすい
- 採用コスト削減
- 内定後の辞退やミスマッチ防止
トレンドとしては、候補者が求める情報を提供する「マーケットイン」の発想や、双方向コミュニケーションを実現する「インタラクティブ動画」が重要。
成功事例としては各業界での実践があり、費用は構成によりますが、50万円から120万円程度です。
300社・1,000件以上の制作実績を誇る動画制作会社MOBAL(ムーバル)は、採用動画の実績も豊富です。予算に応じて最適なプランをご提案しますので、まずは無料でコンシェルジュにご相談ください!