無料フォームでのお問い合わせプランナーに
相談する
TOPへ戻る

CM制作を依頼する際の流れを解説!スケジュールから相場まで

  • 動画制作の方法
  • CM制作

CM制作を依頼する際の流れを解説!スケジュールから相場まで

「CMを制作したいけど、どのような流れでスケジュールを組めばいいの?」

「外注で制作を依頼する場合、費用の相場や見積もりの取り方がわからない」

このようなお悩みを抱えていませんか?

この記事では、CM制作を依頼する際の流れやスケジュール、外注の相場、見積もりを取るときのポイントなど、制作のコツを幅広く解説します。

CM制作のヒアリングから完成までの期間はおおよそ3ヶ月から半年程度です。コミュニケーションエラーを防いでスムーズにCM制作するには、施策自体のゴールや完成イメージを広告代理店や制作会社に伝えることが重要になります。

今回は動画制作会社のムーバルが、CM制作の要となる仕様書の作成方法のほか、契約書の記載内容や締結時の注意点についても詳しく紹介します。

CM制作にかかる制作費用やTVCMやWebCM、交通広告など媒体ごとの放映料の相場も紹介していくので、ぜひCM作成の参考にしてみてください。

CM制作の流れ

CM制作は内容によって異なりますが、発注から完成まで大体3ヶ月から半年程度の期間を要します。おおまかな流れは以下の通りです。

  • 相談/ヒアリング
  • 見積り・発注
  • 企画・構成
  • キャスティング
  • 撮影・ナレーション収録
  • 編集
  • 修正・納品
  • 考査・放送枠の決定

ヒアリングから企画・構成までに約1ヶ月、撮影から納品まで約2ヶ月を要します。ただし、企画内容や撮影方法などによって大きく変わるため、あくまでも目安として捉えてきましょう。

ここからは、CM制作の流れをひとつずつ解説していきます。

相談/ヒアリング

CM制作の第一歩目となるのが「相談/ヒアリング」です。おおよそ1週間かけてCM制作の目的やターゲット層、予算や納期など、具体的なイメージを広告代理店や制作会社に共有していきます。

ヒアリングした内容をもとに企画をおこなうため、しっかりコミュニケーションを取ることが重要です。積極的にやり取りをすることで、CM制作がスムーズになります。

このとき、余裕がある場合は仕様書を作っておくとよいでしょう。仕様書とは、予算や納期などの条件をまとめた文書です。CMイメージを伝えやすくするほか、コミュニケーションエラーを未然に防げるメリットがあります。

仕様書の作成に関しては、こちらを確認してみてください。

見積り・発注

ヒアリングをしたら、その内容をもとに制作会社が見積書を作成します。見積書の作成から締結までの期間はおおよそ1週間です。

複数の制作会社に見積もりを依頼する場合、なるべく詳細に提案してもらうようにしましょう。企画費や撮影費、編集費など、事前に細かく項目を指定しておくことで比較しやすくなり、発注先の選定もスムーズになります。

見積書の内容で問題がなければ、契約を締結して発注です。

締結時の注意点に関しては、こちらも合わせてご覧ください。

企画・構成

ヒアリングした内容をもとに、広告代理店や制作会社がクリエイティブの方向性を企画します。期間はおおよそ2~3週間です。ヒアリングの段階ではイメージだけだったものを、企画書や絵コンテに落とし込んで具体的にしていきます。

「企画書」とは、CM制作の背景や目的、現時点での課題などを明確にし、それをどのように解決するのかを記載したものです。CM制作において最も重要な作業で、しっかりした作り込みが必要になります。

企画書の内容に絵をつけたものが「絵コンテ」です。演出コンテとも呼ばれており、演出方法や効果音、セリフなども決めていきます。ここでイメージの相違がないよう、何度もブラッシュアップをしていきましょう。

キャスティング

キャスティングとは、企画内容に合った出演者を決めることです。基本的には、CMのコンセプトやターゲット層に適した人をキャスティングします。期間はおおよそ1〜2週間です。

CM制作ではタレントを起用するケースも多く、話題性とインパクトを持たせられる点が大きなメリットです。企画したターゲット層だけでなく、タレントのファン層にも注目してもらえます。

ただし、キャスティングに関してはタレント側のスケジュールや予算の制約もあるため、希望通りに起用できるとは限りません。ある程度スケジュールに余裕を持って調整する必要があるので、費用に見合う効果が得られるのかも考慮しましょう。

撮影・ナレーション収録

キャスティングが決まったら、作成した絵コンテをもとに撮影が始まります。撮影方法は主に以下の3つです。

  • スタジオ撮影    屋内のスタジオにセットを組んで撮影する方法
  • ロケーション撮影  屋外で撮影する方法
  • ロケセット撮影   スタジオではない屋内で撮影する方法

撮影自体は1日から1週間以内で終わることがほとんどですが、CM制作には多くのスタッフが関わります。基本的にリスケジュールや撮り直しはできないため、撮影当日は現場に同行することが重要です。

制作の現場に立ち会うことで、演出やイメージに違いがないかを確認できます。場合によっては現場判断が必要なケースも出てくるので、必ず同行するようにしましょう。

編集

編集は、事前に準備しておいた素材をもとに、構成や絵コンテに従って映像を仕上げていく工程です。主に仮編集と本編集の2つがあり、ここでは仮編集をしていきます。

具体的な内容は、撮影した映像の入れ替えや不要なシーンのカットなどです。カットとカットの間をつなぐエフェクトや、テロップ・字幕の挿入もこのタイミングでおこないます。

編集にかかる期間はクオリティによって異なりますが、CM制作の場合は高度なアニメーションを伴うケースが多く、一般的な動画制作よりも長い期間が必要です。おおよそ数週間から1ヶ月以上を想定しておきましょう。

修正・納品

仮編集が終わったら仕上がったCMをチェックし、アウトプットの確認と修正指示をおこないます。修正を加えながら本編集に移るため、ここで何度もブラッシュアップを重ねてイメージ通りの動画に仕上げていきましょう。

BGMやナレーションといった音の最終調整もこのタイミングでおこないます。すべての内容にOKが出たらCMは完成です。

修正する量にもよりますが、初稿から最終稿まで数日から1週間程度の期間を想定しておきましょう。

考査・放送枠の決定

CMが完成したら、CM素材が放送できるかの考査をおこないます。考査とは、CMで使用されている表現や取り扱うサービスなどが基準を満たしているかをチェックするものです。

TVCMの場合、テレビ局による考査がおこなわれます。WebCMの場合はTVほど基準は厳しくありませんが、出稿規定があるケースがほとんどです。

そのため、CMを納品してすぐに放送されるわけではありません。考査にはおおよそ2週間から数ヶ月以上の期間を要するので、余裕を持ってスケジュールを組んでおきましょう。

放送・効果測定

考査が終わって放送枠が決まれば晴れて放送となりますが、TVCMは放送して終わりではありません。広告による費用対効果を測定し、クリエイティブを改善していく必要があります。

最近では運用型TVCMという広告効果をリアルタイムで測定し、定量データに基づいたPDCAを回せるサービスも一般化しています。

CM放送後はどのような効果が得られたのかを必ず測定し、改善点などを把握して今後のCM制作に活かしていきましょう。

CM制作の相場

CM制作の費用は、主に制作費用と放映料(出稿費用)の2つのコストがかかります。TVCMの場合、放映料は放送するテレビ局や時間帯、CMの長さによって変動するのが特徴です。

一方、WebCMの場合は配信媒体や配信形式によって異なりますが、TVCMよりも安い金額で始められる点がメリットです。

制作費用はクリエイティブのクオリティや起用するタレントのランク、制作期間によって変動します。それぞれ具体的に解説していきましょう。

制作費用

一般的に、CM制作にかかる費用は150万円前後です。CM制作には主に企画費・撮影費・編集費の3つがかかります。具体的な相場は以下の通りです。

  • 企画費 10~30万円
  • 撮影費 20~80万円
  • 編集費 15~40万円

ほかにも、タレントの出演料や撮影場所などさまざまな要素で費用が決まるため、一概に150万円前後というわけではありません。あくまでも目安として捉えておきましょう。

企画費

企画費は、CM全体の構成や絵コンテの作成にともなって発生する費用です。

企画では何度も制作会社とやり取りをする必要があり、主にコミュニケーションコストがかかります。

撮影費

撮影費とは、使用する機材のレンタルや制作に携わるスタッフにかかる費用です。撮影場所の確保や機材のレンタル、スタッフの人数などによって大きく変動します。

また、制作会社によっては撮影場所の下見や選定をおこなうロケハン費用も別途必要です。

編集費

編集費は、撮影した映像の編集にかかる費用です。企画書に沿ってBGMや効果音の追加、字幕やテロップの挿入などがおこなわれます。

使用する楽曲や画像素材によっては別途費用がかかるため注意が必要です。

放映料(出稿費用)

放映料(出稿費用)とは、CMを放送するのにかかる費用のことです。TVCMのほか、WebCMや交通広告など放映する媒体によって大きく異なります。

ひとつずつ詳しく解説していきましょう。

TVCMの場合

TVCMの場合、放送局や視聴率、放送する時間帯、キー局かローカル局によって変動します。

TVCMの放映料の相場は以下の通りです。

  • 関東エリア(地上波) 30~100万円
  • 関西エリア(地上波) 4~25万円

なお、TVCMには特定の番組に出稿する「タイムCM」と、番組や時間がお任せの「スポットCM」があります。タイムCMは6ヶ月契約が基本なので短期出稿ができませんが、スポットCMなら予算に応じた出稿が可能です。

WebCMの場合

WebCMの放映費は、月に数万円から数百万円と幅広く設定されています。CMの種類も多く、広告形態によっても変動するところが特徴です。

WebCMの種類は主に5つです。

  • インストリーム広告  動画の再生前、再生中、再生後に挿入されるWebCM
  • インフィード広告   SNSのタイムラインに表示されるWebCM
  • インバナー広告    メディアのバナー枠に表示される広告
  • インリード広告    コンテンツ中に掲載されるWebCM
  • オーバーレイ広告   コンテンツ上に大きく表示されるWebCM

なかでも、冒頭5秒の視聴でスキップができる「インストリーム広告」は、30秒以上視聴された場合のみ1回20~30円とリーズナブルに放映できます。

交通広告の場合

交通広告は、タクシーや電車内の液晶ディスプレイに表示されるCMです。ターゲット層や目的に関わらず、多くの人の目に留まるメリットがあります。

交通広告の配信相場は以下の通りです。

  • 首都圏のタクシー  200~1000万円(1回の放映で3.6~5.5円)
  • 地方版のタクシー  25~80万円(1回の放映で5円)
  • 電車広告      10~100万

首都圏のタクシーは台数が多くインプレッション数も増えますが、放映料は高額になります。また、時間帯や曜日、季節によって1回あたりの放映料が変動するケースもあるため、あくまで相場として押さえておきましょう。

CM制作の見積もりを依頼する際のコツ

CM制作の見積もりを依頼する際は、事前に仕様書を作成しておくのがおすすめです。仕様書を作成することでさまざまなメリットを得られます。

  • 見積もりしやすくなる
  • イメージ通りのCMが作れる
  • 制作コストを削減できる
  • 制作スケジュールの短縮につながる

仕様書は、どのようなCMを作りたいのかを記した文書です。CMのターゲット層や目的、予算などを具体的に表記してあるので、明確な見積もりを出しやすくなります。

また、CM制作のイメージを伝えやすくなるため、広告代理店を通さず直接制作会社に依頼できる点も大きな魅力です。コミュニケーションコストを大幅に減らすことで、結果的に制作費用の削減にもつながります。

コミュニケーションコストが減らせれば打ち合わせや修正の回数も減るため、制作期間の短縮も可能です。仕様書があることで初稿の段階からイメージがしやすくなり、最終稿までスムーズに制作できるようになります。

広告代理店を通さずに依頼する場合は、制作会社が希望の配信媒体に対応しているかを必ず確認するようにしましょう。

まとめ

CM制作は発注から完成まで、おおよそ3ヶ月〜半年程度かかります。主な流れは以下の通りです。

  • 相談/ヒアリング
  • 見積り・発注
  • 企画・構成
  • キャスティング
  • 撮影・ナレーション収録
  • 編集
  • 修正・納品
  • 考査・放送枠の決定

依頼をする際はCMのイメージを的確に伝えられるよう、仕様書の作成がおすすめです。制作相場は放送局や時間帯によって大きく変動するため、予算を考慮して決めましょう。

300社・1,000件以上の制作実績を誇る動画制作会社MOBAL(ムーバル)は、CM制作の実績も豊富。予算に応じて最適なプランをご提案します。

まずは無料でコンシェルジュにご相談ください!