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展示会動画とは? 効果やメリット、費用相場、制作のポイントなどを解説【制作会社監修】
「展示会に出展を予定しているものの、どうすれば効果的にブースをPRできるだろう」
「来場者の注目を集め、商談につなげるための効果的な方法はないだろうか」
このようなお悩みを抱えていませんか?そんな中で「展示会動画」という言葉を耳にしたけれど、具体的に何なのか、どうやって作ればいいのかわからず困る人も多いです。
そこでこの記事では、動画制作のプロであり、業界トップクラスの動画制作・映像制作実績をもつMOBALが展示会動画についてわかりやすく解説します。
まずは、展示会動画とは何かやその制作メリット、そして具体的な活用シーンについて知りましょう。さらに実際に動画を作成する際のポイントや、実際に成功を収めた事例、動画制作にかかる費用についても触れていきます。
これから展示会動画の制作を検討している方はもちろん、すでに活用しているけれどさらに効果を上げたい方にも役立つ内容です。すぐに実践できる情報もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
展示会動画とは? 種類を紹介
展示会動画は、企業の魅力を効果的に伝えられるツールのひとつです。代表的な展示会動画は以下の4つです。
- サービス・商品紹介動画
- 会社・ブランド紹介動画
- ティザー広告
- プロモーション・イメージ動画
それぞれの動画について詳しく解説します。
サービス・商品紹介動画
展示会動画の代表的なもののひとつに「サービス・商品紹介動画」があります。この動画の最大の強みは、映像と音声を組み合わせることで、文字や画像だけでは伝えきれない製品やサービスの魅力を印象的に伝えられる点です。
たとえば、実際に商品を使っている様子を映像で見せれば、来場者の興味を引けます。さらに音声による説明や効果音、BGMをうまく使えば、より効果的に情報を伝えられるでしょう。
また、動画を流しておくことで展示会スタッフの説明時間を短縮できるため、営業も効率よく進められます。基本的な情報や特徴を動画で伝えられるので、スタッフは来場者との対話に集中でき、個別のニーズや質問などより深い商談が可能になるのです。
会社・ブランド紹介動画
「会社・ブランド紹介動画」は、展示会のブース前で来場者の注目を集め、足を止めてもらうために使われることが多いです。会社の理念や文化、強み、独自性をわかりやすく伝えられるため、商談の前に自社のことを知ってもらえるのです。
動画の内容が来場者の印象に残れば、商談の際に会話のきっかけになります。たとえば、動画に登場した商品やサービスについて具体的な質問が生まれたり、企業の歴史についての話が盛り上がったりすることも期待できます。
「会社・ブランド紹介動画」を活用すれば、顧客との関係を築き、商談をより実りあるものにしてくれるでしょう。
ティザー広告
「ティザー広告」は、展示会動画の中でもとくに注目を集めやすい動画です。発売前の商品やサービスの一部を公開し、来場者の興味を引き付けることを目的としています。
この動画の特徴は、すべての情報を明かさないことで見た人の「もっと知りたい」という気持ちを引き出す点です。情報を段階的に公開することで期待感を高め、話題作りにもつながります。
とくに、新製品や新サービスをアピールするときに効果的な手法です。来場者の興味を引き、ブースへの訪問を増やせるでしょう。
プロモーション・イメージ動画
「プロモーション・イメージ動画」は、展示会動画の中でもとくにブランディングを重視した動画です。企業や商品、サービス、ブランドの具体的な情報ではなく、来場者の感情に訴えかけ、強い印象を残すことを目的としています。
この動画は、説明会が始まる前の集客や、説明会の冒頭、終盤での締めくくりなどで用いられます。展示会という情報が多い場所でも来場者の記憶に残りやすく、後から思い出してもらえる可能性が高いためです。
魅力的な「プロモーション・イメージ動画」を作成できれば、その後の商談や問い合わせも期待できるでしょう。
展示会動画を制作するメリット・効果
展示会動画を制作することで得られる主なメリットは以下の5つです。
- 来場者の目に留まりやすい
- 短い時間で多くの情報を伝えられる
- YouTubeやSNSでの告知にも使える
- 会場に持ち込めない商品・製品も紹介できる
- 営業活動の効率がアップする
これから、展示会動画のメリットと具体的な効果について詳しく解説していきます。
来場者の目に留まりやすい
展示会動画を作るメリットのひとつは、来場者の目に留まりやすいことです。
展示会では数多くのブースが立ち並んでおり、ひとつのブースを通り過ぎる時間はわずか5秒ほどしかありません。この短い時間でどれだけ来場者の興味を引けるかが、展示会を成功させるための大切なポイントになります。
動画は視覚と聴覚の両方に訴えるため、とくに来場者の目を引きやすいです。色鮮やかな映像やリズミカルな音楽が流れていれば、人は自然と注目し、足を留めるきっかけが生まれるでしょう。
短い時間で多くの情報を伝えられる
短い時間で多くの情報を伝えられることも、展示会動画のメリットです。来場者は多くのブースを見て回るため、ひとつの場所に割ける時間や集中力は限られています。そのような状況でも、印象に残る動画を用意していれば、短時間でも自社の製品やサービスの特徴をしっかり伝えられるでしょう。
また動画は、文字や画像だけでは伝えきれない複雑な情報もわかりやすく表現できます。これは展示する側だけでなく、見る人にとっても大きな魅力です。
YouTubeやSNSでの告知にも使える
展示会動画のメリットのひとつは、そのままYouTubeやSNSでの告知に使えることです。
展示会の前にYouTubeやSNSで動画を公開すれば、あらかじめ自社の出展内容や見どころを多くの人に知らせられます。まだ自社を知らない人にも興味を持ってもらいやすくなり、ブースの来訪者増加も期待できるでしょう。
さらに展示会終了後も、動画はさまざまな場面で活躍します。新商品の紹介動画としてホームページに掲載すれば、展示会に来られなかった人にも宣伝できます。また、商談の際に動画を見せることで、効果的な営業ツールとしても役立つでしょう。
このように、展示会動画は展示会だけで終わらず、その後の営業やマーケティングにも長く利用できるのです。
会場に持ち込めない商品・製品も紹介できる
物理的に会場に持ち込めない商品・製品を紹介できるのも、展示会動画のメリットのひとつです。
たとえば、サイズが大きすぎて会場に持って行けない製品や、まだ発売前で実物を用意できない新商品の紹介は、実際にはかなり難しいです。動画をうまく活用すれば、どんな製品でもわかりやすくアピールできますよ。
展示会動画で製品の詳細をわかりやすく伝えられれば、来場者は実物を見なくても製品について理解できます。より深く興味を持ってもらえますし、多くの人に自社製品の魅力を伝えることもできるでしょう。
営業活動の効率がアップする
展示会動画のメリットのひとつに、営業活動の効率がアップすることもあげられます。商品やサービスの基本的な情報を動画でわかりやすく伝えられるため、営業担当者が説明する負担を大幅に減らせるのです。
さらに、印象に残る動画は商品やサービスの魅力をうまく伝え、顧客の興味を引くこともできます。その結果、商品やサービスへの関心が高まり、商談が成功する可能性も高まります。
また動画があることで、どの担当者でも顧客に同じ情報を伝えられます。展示会動画は、来場者はもちろん自社の担当者にとってもメリットがあるのです。
展示会動画の活用シーン
展示会動画を活用する場面は多岐にわたります。代表的なのは以下の3つです。
- 展示会・イベント
- オンライン展示会・バーチャル展示会
- セミナー・オンラインセミナー
それぞれのシーンでの使われ方や得られる効果などを解説していきます。
展示会・イベント
展示会動画は、展示会や即売会などのイベントで利用されます。
多くの来場者と出展企業が集まるイベントでは、「どれだけ注目を集められるか」が重要です。インパクトのある展示会動画を作成できれば、文字や画像のみの展示物よりもずっと目を引き、来場者に興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
少しでも注目を集められれば、「少し見ていこう」と足を止める来場者も増えます。そのままスタッフとの会話が始まったり、商談につながることも期待できるのです。
オンライン展示会・バーチャル展示会
展示会動画は、従来のリアルな展示会場だけでなく、オンライン展示会やメタバース空間などで行われるバーチャル展示会でも活躍します。
デジタルの展示会では物理的な制限がないため、動画の利点を最大限に生かせます。たとえば、CGやアニメーションなどを駆使して魅力的で印象的な映像を展示すれば、実物を見せる以上のプレゼンテーションも可能です。
動画のクオリティが高いほど、展示会が終わった後も来場者の心に残ります。その結果、自社の商品やサービスに興味を持ち、商談に発展する可能性も高まるでしょう。
セミナー・オンラインセミナー
セミナーやオンラインセミナーでも、展示会動画は活躍します。とくに、実際の製品を見せられない場合や、製品・サービスに対する熱量や空気感を伝えきれない場合に、動画はとても効果的です。
実物が見せられないときは、高品質な動画を使ってその機能や特徴をわかりやすく紹介できます。熱意や空気感を伝えきれないときは、映像や音声、BGMを組み合わせることで見ている人に没入感を与えられるでしょう。
オンラインセミナーが増えている今、展示会動画は多くの企業にとって役に立つ営業ツールなのです。
展示会動画制作時のポイント
展示会動画を制作する際、押さえておきたいポイントが4つあります。
- 動画の役割を明確にする
- ポイントを押さえて短い動画にする
- 視覚と音の両方にこだわる
- 解像度とフォントサイズに注意
効果的な展示会動画を作るためにも、これから紹介する内容を意識しましょう。
動画の役割を明確にする
展示会動画を制作するときは、動画の役割を明確にしましょう。
展示ブースではスタッフによる説明もあるため、動画と人の役割をうまく分けることが大切です。たとえば、動画ではブランドの世界観が伝わるようなイメージ映像を流し、製品の詳しい説明や個別の質問にはスタッフが対応するというように役割分担しましょう。動画が来場者の目を引きつけ、スタッフが具体的な話につなげられます。
動画の役割を明確化することで、より多くの人に効率的に情報を伝えられるでしょう。
ポイントを押さえて短い動画にする
よい展示会動画を作るには、ポイントを押さえて短い動画にすることも大切です。来場者は多くのブースをまわるため、ひとつのブースにあまり時間はかけられません。そのため、短い時間で必要な情報を的確に伝えることが求められます。
展示会動画にすべての情報を詰め込むのではなく、印象に残る部分だけをまとめるようにしましょう。動画で来場者の興味を引きつけたら、詳しい情報や補足はパンフレットやカタログで伝えると効果的です。
視覚と音の両方にこだわる
効果的な展示会動画を作るためには、視覚と音の両方にこだわりましょう。映像と音をうまく組み合わせることで、見る人の心に強く残る動画が作れます。
視覚面では、読みやすいフォントを使ったり目立つ色を使うことがポイントです。たとえば、ブランドの色をうまく使ったり、重要な情報を大きく表示させたりするとよいでしょう。
音声面では、耳に残る効果音やBGMを選ぶのが大切です。また、会社のキャッチフレーズをよいタイミングで入れると、ブランドを印象付けることもできます。
多くの来場者を迎えるためにも、展示会動画は視覚と音の両方にこだわることがポイントです。
解像度・フォントサイズに注意
展示会動画を作るときは、解像度とフォントサイズに注意しましょう。これはブースで動画を見る来場者に、ストレスなく動画を見てもらうために大切です。
たとえば、プロジェクターなどの大画面に写す場合と、モニターに写す場合、スマートフォンで動画を見てもらう場合では、適切な映像の解像度や、フォントのサイズが異なります。
大きなスクリーンで使う場合には、高い解像度と大きめの文字が適しています。一方、モニターやスマートフォンの場合は、デバイスのスペックに合わせた解像度と、小さな画面でも読みやすい文字サイズにすることが大切です。
どこで動画を流すかを考慮し、適切な解像度とフォントサイズで動画を作りましょう。
展示会動画の事例
展示会動画の制作事例を紹介します。
- 『ベアーズ』イベント動画
- 『ハイテックシステムズ』イベント動画
- 『スタートアップメンタリングプログラム』イベント動画
それぞれに特徴があるので、ぜひ動画を作る際に参考にしてください。
『ベアーズ』イベント動画
テンポのよい音楽とともに次々と風景が切り替わるシーンから始まり、見る人が「なんの動画だろう?」と興味を持つきっかけ作りがされています。さらに、多くの人が直面する問題や会社の歴史を紹介しながら、「家事代行サービス」が身近なものであると効果的に伝える動画になっています。
『ハイテックシステムズ』イベント動画
30秒という短い時間の中で、会社の事業内容がしっかり伝わる動画です。目を引く配色と音楽で来場者の注目を集め、限られた時間内で効果的にメッセージを伝えます。かっこいい映像とわかりやすい情報のバランスもとれています。
『スタートアップメンタリングプログラム』イベント動画
めまぐるしく変わる画面が見る人の興味を引き付ける動画です。リズミカルな音楽や統一感のある配色が印象的で、さらに実際の人物の写真と所属情報を見せることで信頼感を生み出しています。これらの要素がうまく組み合わさり、短時間でもインパクトのある効果的な展示会動画になっています。
展示会動画にかかる費用の相場
展示会動画にかかる費用は、動画の種類によって異なります。実写動画とアニメーション動画、それぞれの相場を紹介します。
実写動画
実写動画を制作する際の費用相場は50〜100万円ほどです。この費用は主に「企画」「撮影」「編集」の3つの工程でかかります。
「企画」段階では、コンセプトを考えたりシナリオを作ったりするスタッフの人件費がかかります。「撮影」では、カメラマンや照明スタッフ、出演者の人件費に加えて、機材費や撮影場所の使用料、交通費なども必要です。多くの人と設備が関わるため、全体の中でも費用が高くなることが多いです。「編集」では、編集者やデザイナーの人件費がかかります。
クオリティとのバランスを考えながら、予算に合わせて検討していきましょう。
アニメーション動画
アニメーション動画を作るときの費用相場は、20万~100万円ほどです。内容や制作方法によって異なり、作業工程が多いほど高額になります。
最もコストを抑えられるのは、既存の素材やテンプレートを使う方法です。制作にかかる時間や費用は安くできますが、オリジナリティは少なくなるでしょう。
一方、完全にオリジナルのアニメーションは高額です。キャラクターデザイン費やアニメーション制作費など、各工程に時間と労力がかかるため、費用が高くなるのです。とくに3DCGアニメーションは高度な技術と時間が必要なため、さらに高くなる傾向があります。
クオリティを追求すればするほど費用も上がります。予算と求めるクオリティバランスをよく考えて、目的に合った展示会動画を作成しましょう。
まとめ
展示会動画は、会社のブランドや製品を効率よく紹介するための大事なツールです。動画を作るときは、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 動画の役割を明確にする
- ポイントを押さえて短い動画にする
- 視覚と音の両方にこだわる
- 解像度とフォントサイズに注意
また、予算を考慮しながら目的に合った動画を作るのも大切です。ぜひこの記事を参考にして、多くの来場者を集客できる展示会動画を作りましょう。
300社・1,000件以上の制作実績を誇る動画制作会社MOBAL(ムーバル)は展示会動画の制作実績も豊富です。予算に応じて最適なプランをご提案いたしますので、まずは無料でコンシェルジュにご相談ください!