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動画制作の流れをプロが解説!失敗しないためのポイントも

  • 動画制作の流れ

動画制作の流れをプロが解説!失敗しないためのポイントも

「初めての動画制作、何から始めればいいかわからない・・・

「初めての依頼で不安。流れを把握して、しっかりと準備をしたい。

このようなお悩みはありませんか?

ご依頼が初めての方にとって、動画制作がどのような流れで行われるかはイメージが付きにくいと思います。

そこでこの記事では、

「動画制作の流れ」「はじめての動画制作で失敗しないためのポイント」

について解説します。

※ 300社・1,000件以上の取引実績を持つ動画制作会社ムーバルのディレクターが監修しています。ぜひ参考にしてください。

動画制作の流れ

動画制作は一般的に下記の流れで行われます。

  1. 相談・ヒアリング
  2. 見積もり・発注
  3. 企画・構成
  4. 撮影・ナレーション収録
  5. 編集
  6. 修正・納品

「撮影・ナレーション収録」は、動画の形式によっては省略される場合もありますが、基本的な流れは変わりません。

重要なのは、それぞれのフローで「何をするのか」「どんな準備が必要か」を理解することです。

それぞれ説明していきます。

相談・ヒアリング

制作会社のプランナーとMTGを行い、動画制作の要件(制作の目的・予算・納期 など)をすり合わせます。

対面もしくはオンラインで30分〜1時間程度行われることがほとんどです。

期間相談から1週間程度
発注側の工数1回あたり30分〜1時間程度

ここで必要な準備はこちらです。

  • 動画制作の目的を明確にする(何を達成したいのか?)
  • ターゲットやペルソナを明確にする(誰に届けたいのか?)
  • 予算を明確にする(どれだけコストをかけられるのか?)
  • 納期を明確にする(いつまでに必要なのか?)

これらの項目を資料にまとめたものを「仕様書」といい、用意しておくと、今後の進行がスムーズになります。

もちろん、相談の段階で全ての項目が明確である必要はありません。

制作会社のプランナーはプロですので、ヒアリングの中で必要な情報を引き出してくれます。

動画制作が初めての方は、まずは気軽に相談してみましょう。

関連記事:【テンプレートあり】動画制作の仕様書の作り方と必要項目をプロが解説!

見積もり・発注

ヒアリングの内容をもとに制作会社が見積書を作成します。

ヒアリングから1週間程度の期間が必要です。

見積書の内容で問題がなければ、契約を締結し発注となります。

期間相談から1週間程度
発注側の工数30分から1時間程度(発注にかかる手続き)

ここで必要な準備はこちらです。

  • 動画制作の相場・料金を把握する
  • 期間に余裕があれば相見積もりを取る

動画制作の費用は相場の幅が広く、同じ要件で見積もりを依頼しても、制作会社によって数十万円から数百万円の差が生まれるケースもあります。

事前に相場をしっかりと把握して、適正な価格で依頼できるように準備をしましょう。

この際に、注意していただきたいのが、『見積もりが安い会社』=『いい制作会社』ではないという点です。『見積りが安い会社』は成果が出る動画を制作するために必要な項目が省かれていたり、制作途中で追加費用が発生する可能性があります。

見積もりをチェックする際には、金額の多寡はもちろんですが、制作会社の実績や提案力も確認するようにしましょう。

関連記事:動画制作の相場・料金をプロが解説!コストを抑えて制作するポイントは?【2023年最新】

企画・構成

ヒアリングですり合わせたゴールイメージを、より具体的にビジュアル化し、企画書や絵コンテ(Vコンテ)に落とし込みます。

企画書とは動画制作の目的やターゲット・動画のコンセプトを言語化したもので、

絵コンテとは登場人物のセリフや動き・各カットの構成をイラストと文章で表現したものです。

期間1週間〜2週間程度
発注側の工数1回あたり30分〜1時間程度(フィードバックにかかる工数)

ここで必要な準備はこちらです。

  • 企画書や絵コンテ(Vコンテ)を制作会社に依頼するか、内製するかを決める
  • 制作会社に依頼する場合は制作の要件(目的やターゲット)を明確にしておく

企画書や絵コンテを内製する場合は、制作コストや納期を抑えることができます。

しかし、企画・構成には「動画に関する知識」「マーケティングに関する知識」「お客様の業界/業種に関する知識」など幅広いナレッジが必要になります。

また、企画・構成の良し悪しがアウトプットの品質に大きく影響するため、初めての方はプロに依頼することをお薦めします。

関連記事:動画制作の絵コンテの書き方、構成表の作り方

撮影・ナレーション収録

編集の素材となる映像や音声を収録します。

スタジオ・ロケ地、機材、キャストなど撮影に必要な準備を手配し、撮影当日のスケジュールにあたる香盤表や台本を作成します。

撮影は通常1日~数日にわたって行われます。

撮影前の準備を「プリプロダクション」、撮影を「プロダクション」といい、

プリプロダクションも含めておよそ1週間、プロジェクトの規模によっては1ヶ月以上の期間がかかる場合があります。

撮影を伴う実写動画の制作は期間に余裕を持って依頼しましょう。

期間1週間〜1ヶ月以上
発注側の工数1日~数日(撮影の立ち会いにかかる工数)

ここで必要な準備はこちらです。

  • プロジェクトの担当者の撮影当日の予定を抑えておく

プリプロダクション(撮影前の準備)に関しては制作会社が行いますが、撮影当日は必ず発注側の担当者の方が現場に立ち会う必要があります。

撮影は当日限りでやり直しが効きません。

後から確認してイメージと違った場合、1から撮り直しで追加の費用が発生してしまうケースもあります。

必ず事前にスケジュールを押さえるようにしましょう。

編集

収録した素材や事前に準備した素材をもとに、構成・絵コンテに従って映像を仕上げていきます。

不要なシーンのカットやカットの間をつなぐエフェクト、テロップ・字幕の挿入を行います。

編集にかかる期間は映像のクオリティによって異なりますが、簡単なもので数日、複雑なものだと2週間以上かかる場合もあります。

期間数日〜2週間以上
発注側の工数1回あたり30分〜1時間程度(フィードバックにかかる工数)

ここで必要な準備はこちらです。

  • 収録した素材以外に動画内で使いたい素材があれば事前に準備する
  • デザインガイドライン等があれば事前に共有する

基本的には「撮影・ナレーション収録」で収録した素材をもとに制作を進めますが、

その他の素材(アイコンやイラストなど)は編集の工程で作成します

これらの素材は通常、制作会社のデザイナーが制作しますが、

制作を内製できたり、既に素材が存在する場合はコストや工数をカットできます。

その他の素材を内製するか依頼するかどうかは事前に話し合って決めておきましょう。

また、会社によってはデザインのガイドラインが細かく規定されている場合もあるかと思います。

ガイドラインがある場合は、事前に共有することで修正の手戻りを少なくすることができます。

修正・納品

アウトプットの確認と修正指示を行い、イメージ通りの動画に仕上げていきます。

修正の量にもよりますが、初稿から最終稿まで数日から1週間程度の修正期間は想定しておきましょう。

期間数日〜1週間以上
発注側の工数1回あたり30分〜1時間程度(フィードバックにかかる工数)

ここで必要な準備はこちらです。

  • 納品物と完成イメージに齟齬がないかしっかり時間を取って確認する。

制作会社の多くが修正回数に規定を設けており、規定以上の修正は追加料金がかかるケースがほとんどです。

そのため、初稿の時点からしっかりと時間をとり、「完成イメージに対して何が足りないか」を言語化して伝えるようにしましょう。

ここでしっかりと時間を取ることで手戻りを減らし、結果として制作をスムーズに進めることができます。

動画制作 どのくらいの日数かかる?

ここまで、動画制作の流れを解説してきましたが

結局のところ「自分が作りたい動画はどのくらいの日数でできるのか?」が気になる方も多いのではないのでしょうか?

そこで工程ごとに目安の期間をまとめてみました。

工程制作期間発注者側の工数
1. 相談・ヒアリング1週間程度30分〜1時間程度 / MTGごと
2. 見積もり・発注1週間程度30分から1時間程度
3. 企画・構成1週間〜2週間程度30分〜1時間程度 / フィードバックごと
4. 撮影・ナレーション収録1週間〜1ヶ月以上1日~数日
5. 編集数日〜2週間以上30分〜1時間程度 / フィードバックごと
6. 修正・納品数日〜1週間以上30分〜1時間程度 / フィードバックごと
合計1ヶ月~3ヶ月程度MTGやフィードバックの回数で変動

動画の内容や発注先の制作会社によっても異なりますが、1~3ヶ月程度を目安に考えましょう

もちろん、急なニーズで1ヶ月も制作期間を取れない場合もあると思います。

そんな時は、短納期のプロジェクトに強い制作会社に相談してみましょう。

いくつかのポイントを抑えることで、納期を大幅に短縮することも可能です。

参考記事:動画制作の納期を動画制作会社が解説!短納期で依頼するためのコツも紹介!

動画制作 どのくらいの金額がかかる?

ここまで、動画制作の流れを解説してきましたが

結局のところ「自分が作りたい動画はどのくらいの金額がかかるのか?」が気になる方も多いのではないのでしょうか?

そこで工程ごとに目安の期間をまとめてみました。

※ 30秒尺の実写動画を制作する場合を想定しています。

工程目安の金額
1. 相談・ヒアリング無料
2. 見積もり・発注無料(※ 制作会社によっては有料)
3. 企画・構成3万円~30万円以上
4. 撮影・ナレーション収録5万円〜50万円以上
5. 編集2万円〜20万円以上
6. 修正・納品無料(※ 規定回数以上の修正は有料)
合計10万円〜100万円以上

動画の内容や発注先の制作会社によっても異なりますが、10万円~100万円を目安に考えましょう

弊社のお客様では30~60万円のレンジがボリュームゾーンとなっております。

100万円を超えるのは、CM制作や複雑なアニメーションを伴うケースなどです。

もちろん10万円以内で制作することも可能ですが、十分な効果を発揮できない可能性が高まります。

価格を抑えることにこだわりすぎて、クオリティを蔑ろにしないよう気をつけましょう。

動画制作の相場・料金に関してより詳しく知りたい方は下記の記事もご参照ください。

参考記事:動画制作の相場・料金をプロが解説!コストを抑えて制作するポイントは?【2023年最新】

初めての動画制作で失敗しないためのポイント

動画制作が初めての方は、何を準備すればいいか分からず不安も多いのではないでしょうか?

ここでは、初めての依頼にあたって工程ごとに準備しておくことを整理しました。

工程必要な準備
1. 相談・ヒアリング・動画制作の目的を明確にする(何を達成したいのか?)
・ターゲットやペルソナを明確にする(誰に届けたいのか?)
・予算を明確にする(どれだけコストをかけられるのか?)
・納期を明確にする(いつまでに必要なのか?)
2. 見積もり・発注・動画制作の相場・料金を把握する
・期間に余裕があれば相見積もりを取る
3. 企画・構成・企画書や絵コンテ(Vコンテ)を制作会社に依頼するか、内製するかを決める
・制作会社に依頼する場合は制作の要件(目的やターゲット)を明確にしておく
4. 撮影・ナレーション収録・プロジェクトの担当者の撮影当日の予定を抑えておく
5. 編集・収録した素材以外に動画内で使いたい素材があれば事前に準備する
・デザインガイドライン等があれば事前に共有する
6. 修正・納品・納品物と完成イメージに齟齬がないかしっかり時間を取って確認する。

「相談・ヒアリング」では、動画制作の「目的」「ターゲット」「予算」「納期」などを明確にしましょう。もちろん、相談の段階で全ての項目が明確である必要はありません。

しかしできる限り事前に準備しておくことで、以降の流れがスムーズになり、イメージ通りの動画制作が可能になります。

関連記事:動画制作会社に発注する時の仕様書の作り方と必要項目を解説!

「見積もり・発注」では、動画制作の相場・料金を把握し、余裕があれば相見積もりを取りましょう。

動画制作の費用は相場の幅が広く、同じ要件で見積もりを依頼しても、制作会社によって数十万円から数百万円の差が生まれるケースもあります。

事前に情報をインプットしておくことで、適正な価格で発注することができます。

関連記事:動画制作の相場・料金をプロが解説!コストを抑えて制作するポイントは?【2023年最新】

「企画・構成」では、企画書や絵コンテ(Vコンテ)を制作会社に依頼するか、内製するかを決めておきましょう。また、制作会社に依頼する場合は制作の要件(目的やターゲット)を明確にしておく必要があります。

この工程で作成した企画書や絵コンテ、構成表はプロジェクト全体のガイドラインになり、アウトプットの品質を左右します。

事前に情報をインプットし、しっかりとフィードバックができるようにしましょう。

関連記事:動画制作の絵コンテの書き方、構成表の作り方

「撮影・ナレーション収録」では、プロジェクトの担当者の撮影当日の予定を抑えておきましょう。

撮影は当日限りでやり直しが効かないため、撮影当日は担当者が立ち合いし、素材がイメージ通りかどうか確認する必要があります。

スタジオやキャストの都合上、日程の再調整も難しいので、必ず事前にスケジュールを押さえておきましょう。

「編集」では、収録した素材以外に動画内で使いたい素材があれば事前に準備しましょう。また、デザインガイドライン等があれば事前に共有しましょう。

素材を発注者側で準備することができれば、一部コストを削減することも可能です。

「修正・納品」では、納品物と完成イメージに齟齬がないかしっかり時間を取って確認しましょう。

修正回数には制限があるケースがほとんどなので、1回の修正ごとにしっかり時間を取ることが重要です。

実写動画とアニメーション動画の違い

ここまで動画制作の流れを解説してきましたが、厳密に言うと動画の目的・演出によって流れは少し変わってきます。

動画制作は演出の観点から見ると、「実写動画」と「アニメーション動画」に分けられます。

「実写動画」は実在する人物や商品、場所などを撮影した動画のことで、よりリアルで写実的な訴求ができます。

「アニメーション動画」はイラストやグラッフィックに動きをつけた動画のことで、現実に存在しない概念などもビジュアル化して伝えることができます。

「実写動画」「アニメーション動画」はどちらもメリット・デメリットがあり、目的に応じて適切な表現を選択する必要があります。

それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

演出メリットデメリット相性の良い動画
実写動画・対象物の雰囲気や質感などをリアルに伝えられるため、共感性が高い・撮影を伴うため、制作費用が高くなる
・制作後の修正が難しい
商品紹介動画 / 会社紹介動画 / 施設紹介動画 / インタビュー動画 / ブランディング動画 / 採用動画 / SNS動画
アニメーション動画・情報の伝達効率が高く、実写では伝えられない概念やメッセージも伝えられる・実写動画と比較すると共感性が低く、動画の目的によっては適さないサービス紹介動画 / マニュアル動画 / IR動画 / プロモーション動画 etc…

実写動画とアニメーション動画の特性が分かったところで、それぞれの流れの違いを説明します。

演出制作の流れ注意点
実写動画1. 相談・ヒアリング
2. 見積もり・発注
3. 企画・構成
4. 撮影・ナレーション収録
5. 編集
6. 修正・納品
・撮影を伴うので、当日のスケジュールを確保する必要がある
アニメーション動画1. 相談・ヒアリング
2. 見積もり・発注
3. 企画・構成
4. 素材制作・ナレーション収録
5. 編集
6. 修正・納品
・実写動画と比較して編集の制作期間が長くなるので、余裕を持ったスケジューリングが必要

実写動画もアニメーション動画も大まかな流れは変わりません。注意が必要なのは「3. 企画・構成」以降の工程です。

実写動画の場合、編集の前に撮影を伴います。撮影は1日~数日の工数がかかる上に、修正が効かないため当日の立ち合いが必須です。

必ず事前にスケジュールを押さえるようにしましょう。

アニメーション動画の場合、撮影を伴わない代わりに、制作会社のデザイナーがアニメーションの素材を制作します。

素材制作・編集に関しては実写動画より作業工程が多いため、制作期間が長くなり、発注者側の確認工数も多くなります。

クオリティにこだわりたい場合は納期に余裕を持って制作しましょう。

まとめ

動画制作の流れを把握することで、クオリティの高い動画をコストを抑えて作ることができます。

この記事を監修したムーバルでは、300社・1,000件以上の実績があり、専任のプランナーが0からサポートするため、動画制作が初めての方でも安心してご依頼いただけます。動画制作についてお困りのことがあれば何でもお気軽にご相談ください。

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