成果の出るインタビュー動画の作り方・構成・事例を徹底解説!

成果の出るインタビュー動画の作り方・構成・事例を徹底解説!

「自社の魅力やサービスの強みを、もっとリアルに伝えたい」 そんな時に最も効果的なのが、実際に働く社員や、サービスを導入したお客様の「生の声」を届けるインタビュー...

青木 英佑

監修者:青木 英佑

株式会社CACTAS(カクタス) 代表取締役。同志社大学を卒業後、サンフランシスコへ留学し、その後デトロイトで日系企業の支社立ち上げに参画。帰国後は大手PR会社を経て、2018年に株式会社CACTASを設立。 自社サービスとして、動画制作・映像制作サービス「MOBAL(ムーバル)」を皮切りに、YouTube運用コンサル「ProTube(プロチューブ)」、TikTok運用コンサル「TTブースト」など、デジタルマーケティング領域で複数の事業を展開。 動画・WEB・SNSといったデジタル領域の知識に精通しており PR/マーケティングの戦略設計からクリエイティブの最適化まで一貫して並走する、包括的なソリューション提供を得意としている。

「自社の魅力やサービスの強みを、もっとリアルに伝えたい」

そんな時に最も効果的なのが、実際に働く社員や、サービスを導入したお客様の「生の声」を届けるインタビュー動画です。

しかし、いざ作ろうとすると「どんな構成にすべきか」「撮影や編集はどうすればいいのか」と悩む担当者の方も多いはずです。

この記事では、年間多数の動画制作を支援するプロの視点から、インタビュー動画で確実に成果を出すための作り方やコツ、リアルな費用相場までを分かりやすく解説します。

インタビュー動画とは

インタビュー動画とは、社員や顧客などに質問を行い、その回答を通じて企業・サービスの魅力やリアルな実態を伝える動画のことです。

主に「採用PR(社員インタビュー)」や「営業・マーケティングツール(お客様の声・導入事例)」として活用されます。

テキストや写真だけでは伝わらない「人柄」「熱量」「現場のリアルな空気感」を視覚と聴覚で届けられるため、視聴者に強い安心感と信頼感を与えられるのが最大の特徴です。

インタビュー動画の基本構成

インタビュー動画は、行き当たりばったりで質問するのではなく、視聴者が「共感」から「納得」へと自然に感情移入できるストーリー構成が重要です。

基本は以下の4ステップで展開します。

  1. 導入(Who): 誰が話しているのか?(自己紹介・企業紹介)
  2. 課題(Before): どんな悩みを抱えていたか?(入社前の不安、導入前の業務課題など)
  3. 解決・変化(After): それをどう乗り越えたか?(現在のやりがい、導入後の成果など)
  4. 未来・メッセージ: 今後の展望や、視聴者へのメッセージ

この「Before→After」の落差をしっかり描くことで、視聴者は「自分もこうなれるかもしれない」と強く共感してくれます。

インタビュー動画の作成方法(企画・編集のコツ)

企画のコツ:話者の「本音」を引き出す環境づくり

質問リストを作り込むよりも、「話者がリラックスして本音を語れる環境」を作ることが最優先です。

事前打ち合わせを長めにとる

いきなりカメラを回さず、雑談から始めて緊張をほぐします。

一問一答にしない

「はい/いいえ」で終わる質問ではなく、「その時どう感じましたか?」など、感情やエピソードを引き出す質問を投げかけましょう。

編集のコツ:視聴者を飽きさせないテンポ感

「えー」「あのー」をカット(ジャンプカット)

間延びする言葉を細かくカットし、テンポ良く繋ぎます。

インサート映像(Bロール)を挟む

ずっと顔のアップではなく、仕事中の風景やオフィスの様子などの映像を適度に挟むことで、視覚的な飽きを防ぎます。

テロップ(字幕)は必須

音声なしで動画を見る人も多いため、重要な発言には必ず読みやすいテロップを入れましょう。

インタビュー動画の構図・撮影時にそろえておくべきもの

映像のクオリティは、「構図」と「機材」で大きく変わります。特に構図は、読者が最も知りたいプロップく見せるポイントです。

プロっぽく見える構図「3つの基本」

三分割法(Rule of Thirds)

画面を縦横3分割し、その交点に人物の目や顔を配置する、最も基礎的なルールです。
これにより、視聴者に安定感と信頼感を与え、自然と人物に視線が集まるようになります。

目線の余白(Leading Room)

人物が向いている方向(インタビュアーがいる方向)に「余白」を作ることで、自然な映像になります。
人物が「何かを見ている」または「話している」文脈が生まれ、視聴者がストーリーに没入しやすくなります。

適切な高さ(Eye Level)

カメラを人物の目の高さに合わせることで、威圧感を与えず、対等な関係を築けます。
特にBtoBでは、信頼感や誠実さを伝える上で非常に重要です。

感情を動かす「4つのショット」を使い分ける

クローズアップ(真剣・感情)

顔のアップで、Before(課題)や決意、強いメッセージを語る時に使います。
感情をダイレクトに伝え、視聴者の共感を誘います。

ミディアムショット(標準・身振り)

上半身を映し、After(解決)や明るいエピソード、メッセージを語る時に使います。
リラックスした雰囲気や身振り手振りを交えることで、自然な魅力を伝えます。BtoBのインタビュー動画では、このショットが王道です。

フルショット(文脈・現場)

全身を映し、冒頭での現場紹介や、現場の雰囲気、場所の文脈を伝える時に使います。
視聴者に「どのような場所で」話が行われているかを伝え、臨場感を高めます。

未来を見据える余白

未来の展望を語る時は、目線の先に未来を感じさせるような広い余白を作ることで、希望やスケール感を表現できます。

撮影時に最低限そろえておくべきもの

カメラ(スマホでも可)

映像を安定させるための「三脚」は必須です。

照明(リングライトなど)

表情を明るく見せるため、正面から柔らかい光を当てます(自然光が入る窓際での撮影も効果的です)。

ピンマイク

実は一番重要なのが「音声」です。カメラの内蔵マイクではなく、服の襟元につけるピンマイクを使うだけで、動画のクオリティは劇的に上がります。

インタビュー動画の一般的な費用相場

動画制作を外注する場合、目的や求めるクオリティによって費用は大きく変わります。以下の表を目安にしてください。

費用相場目的・用途の目安制作内容・特徴
約10万〜30万円手軽な記録・SNS用
(社内報、簡単なSNS発信など)
カメラ1台でのシンプルな撮影や、フリーランスへの依頼がメインです。
約30万〜80万円標準的なBtoB向け
(採用動画、導入事例、営業ツール)
カメラ2台体制、プロによる企画・構成、洗練された編集・テロップ作成が含まれます。企業の公式サイトに載せるならこの価格帯が最も安心です。
約100万円以上ハイエンド・ブランディング用
(大規模プロモーションなど)
著名人のアサイン、ドローン撮影、高度なアニメーション追加など、テレビCMに近いクオリティを求める場合の相場です。

インタビュー動画を作るメリット

圧倒的な「信頼感」の獲得

きれいに整えられた営業用のコピーやテキストの羅列よりも、生身の人間が自分の言葉で語る姿は視聴者に圧倒的な説得力を与えます。

言葉のトーンやふとした表情、その場に流れる空気感といった「非言語情報」は、テキストだけでは決して表現できません。

第三者である顧客や現場社員の嘘のないリアルな声だからこそ、検討企業の心理的なハードルを大きく下げ、企業に対する深い信頼感の獲得に直結するのです。

熱量と魅力を純度100%で届けられる

BtoBの商談において、現場担当者から上司へと魅力が伝わる間に熱量が下がってしまう「社内の伝言ゲーム」は、失注の大きな原因になります。

しかし、インタビュー動画という「質の高いプレゼン資料」があれば、現場の熱量やサービスのリアルな導入メリットを決裁者である社長や役員へ純度100%のまま直接ぶつけることができ、稟議のスピードも確実に向上するでしょう。

汎用性が高く、費用対効果に優れている

一つの動画を制作すれば、自社サイトへの掲載だけでなく、展示会でのブース放映や営業メールへのURL添付など、あらゆる顧客接点で二次利用が可能です。

さらに、短い尺に切り抜いてSNS広告の素材にしたり、発言内容を文字起こしして記事コンテンツ化したりと、初期投資のコストはかかっても中長期的な営業・マーケティング活動全体で使い倒せるため、非常に費用対効果の高い施策と言えます。

インタビュー動画の成功事例

株式会社CACTASの事例

【「OKWAVE Plus」ユーザーボイス動画】

営業時のクロージングを強化したいというご相談から、実際の導入企業のリアルな声をまとめたインタビュー動画を制作した事例です。
いきなり撮影するのではなく、事前のアンケートで「導入の決め手」や「導入後のメリット」を的確に洗い出すことで、他社と比較検討している見込み客の背中を強力に後押しする構成を作りました。
「3分以内」にテンポよくまとめ、営業現場で即戦力となるツールに仕上げています。

採用PR動画の事例

【株式会社スリーボンドホールディングス

女性社員にフォーカスし、リアルな働きやすさと社風を端的に伝えている優れた採用動画です。
インタビューでは「研究環境が整っている」という設備面の魅力に加え、「産休前後はデスクワークを多めにしてくれる」といった会社からの細やかな配慮についても本人の口から語られており、求職者に強い安心感を与えます。
また、顔のアップだけを映すのではなく、普段の仕事風景をテンポよく小出しに挟むことで、視覚的に飽きさせない工夫がされています。
短い尺の中にも明るく前向きな雰囲気がギュッと詰まっており、求職者の「ここで働きたい」という意欲を自然に高める構成です。

【株式会社リクルート

「倍速でも語り切れない」という斬新な切り口(企画力)が光る、非常にキャッチーなインタビュー動画です。
背景カラーを統一したシンプルでスタイリッシュな映像の中で、挑戦する社員の熱い意気込みと覚悟が語られます。しかし最大の魅力は、その洗練された映像トーンとは裏腹に、「社員が語る様子が通常の倍速で再生される」というユニークな演出です。
「動画の枠に収まりきらないほどの熱量やアイデアがある」という社員のエネルギーを、あえて倍速というユーモアを交えて表現することで、数あるインタビュー動画の中でも一際目を引くインパクトを残しています。
ただ質問に答えてもらうだけでなく、「どのようなコンセプト(切り口)で魅せるか」という企画の重要性がよくわかる素晴らしい事例です。

インタビュー動画の「よくある質問」

Q. 話す内容(台本)は一言一句決めておくべきですか?

A. 一言一句決めるのはおすすめしません。台本を読むと「言わされている感」が出てしまい、視聴者に不自然さが伝わってしまいます。話してほしいテーマを「箇条書き」で共有する程度にとどめ、自分の言葉で話してもらうのがベストです。

Q. インタビューの撮影時間はどれくらい確保すればいいですか?

A. 3分程度の完成動画であっても、撮影には「1時間〜1時間半」ほど確保することをおすすめします。カメラの前でいきなりスムーズに話せる人は少数です。雑談で緊張をほぐし、同じ質問を何度か繰り返しながら一番良い表情を引き出すための「余裕」が必要です。

Q. スマホで自作するか、プロに頼むか迷っています。

A. 目的によって使い分けるのが正解です。社内向けの案内や、SNSの親しみやすいショート動画であればスマホでの自作でも十分です。しかし、公式サイトに載せる「企業の顔」として機能させるのが目的の場合は信頼感に直結するため、プロへの依頼を強くおすすめします。

まとめ

インタビュー動画は、文章だけではどうしても伝わりきらない「熱量」や「信頼」を、視覚と聴覚でダイレクトに届けてくれる強力なビジネスツールです。

企画の段階から「誰に、どんな感情になってほしいのか(Before→After)」をしっかり設計することで、営業や採用の成果を劇的に引き上げることができます。

「自社の魅力をどう引き出せばいいか分からない」「プロ品質の動画で確実に成果を出したい」とお悩みの場合は、ぜひ外部の知見を頼ってください。

株式会社CACTASでは、500社・2,000件以上の動画支援実績をもとに、貴社のビジネス課題を解決するための戦略的な動画をご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。

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